
繊維商社は主に3つの系統に分けられる。ルーツによって社風や強みも違うので、セットで覚えよう。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月30日号からの抜粋です)
※端数は切り捨て
※各社の決算資料などから作成
名古屋系
日本の繊維産業の始祖の一つと言えるのが、名古屋系の繊維商社だ。今なお創業家が経営の最前線で指揮を執る。その多くの企業は、創業が江戸時代にさかのぼる。
豊島
TOYOSHIMA / since 1841
売上高 2202億円
経常利益 88億円
2024年6月期
CVC出資先:
JEPLAN(日、素材)/テンシャル(日、アパレル)
FyberX(米、素材)/スパイバー(日、素材)/リードスポーツ(独、スポーツ)
先進サステナに加え、雑貨やDXも
ライフスタイル提案型商社に変貌中
年間1億枚ともいわれるアパレル製品を供給する、日本最大規模のサプライヤー。雑貨の取り扱いも増やしており、「ライフスタイル提案型商社」を掲げ変貌中。サステナビリティも推進し、オーガニック綿「オーガビッツ(ORGABITS)」は今年で20周年
モリリン
MORIRIN / since 1662
売上高 888億円
経常利益 49億円
2025年2月期
円安・原材料価格高騰も
サプライチェーン・マネジメントで乗り切る
この数年はミス・ロスを削減するサプライチェーン・マネジメントや、利益重視を徹底。レンチング社と関係が深く、「リヨセル(Lyocell)」の有力サプライヤー。リビング分野に強み。人材育成にも力を入れており、研修制度の充実に力を注ぐ
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