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特集 繊維商社2025 第9回 / 全10回

数少ない女性課長は一般職出身、スマホを駆使してECブランド運営【タキヒヨー EC・SNS企画開発チーム 宇野久美子チーフ】

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PROFILE: 宇野久美子/タキヒヨー ガーメントグループ EC・SNS企画開発チーム チーフ

宇野久美子/タキヒヨー ガーメントグループ EC・SNS企画開発チーム チーフ
PROFILE: (うの・くみこ)1980年11月1日生まれ、大阪府出身。短大卒業後に一般事務で入社。生産ディストリービューターを長年務める。産休2回を経て、2021年から総合職に転換。23年3月からチーフ(課長)に。25年3月から現職。業務ではスマホが手放せない

繊維商社は、「課長」がかなり大きな権限を持つ。多くの繊維商社がかつて「課別独立採算制」を導入しており、課が一つの会社のように動いたことにルーツがある。今でも課長は予算策定から大半の決裁権まで大きな権限を持つ。繊維・ファッション業界のハブである「繊維商社の課長のお仕事」には、ファッションビジネスの重要なエッセンスがぎゅっと詰まっている。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月30日号からの抜粋です)

宇野久美子チーフは、タキヒヨーのEC専業のウィメンズブランド「ラエミューズ(LAEMUSE)」の総合プロデューサーだ。2年前にスタートした「ラエミューズ」は、昨年9月にファッション好きの女性をターゲットにリブランディング。宇野チーフを筆頭に4人でブランドのクリエイティブからMD、ECサイトやSNSの運営まで、ブランド運営に関わる全てを行っている。一部の業務はアウトソーシングしているものの、今も重要なSNS投稿などは宇野チーフ自らが行っているし、年に数回の撮影にはチーム全員が参加する。タキヒヨーのモノ作りのノウハウを注入した「ラエミューズ」の商品単価は1万5000円で、価格と商品には絶対の自信がある。「MDなど私自身は未経験なことも多いが、インスタグラムのフォロワーは1万人を超え、着実にファンも増えてきた」。

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