MTGは、モータースポーツチーム“Team ReFa with AIWIN”を結成し、26年から女性限定シリーズ「KYOJO CUP」に参戦すると発表した。ビューティ企業がスポンサーとしてモータースポーツに関与することはあるが、チームを立ち上げるのは業界で初となる。
同時に、KYOJO CUPのシリーズパートナーの就任も発表した。製品の供給などの取り組みで、全チームのドライバーやモータースポーツに関わる女性スタッフのサポートにも寄与する。サーキットの来場客に対しても「リファ」ならではの体験を提供し、業界全体の盛り上げに貢献する意向だ。
KYOJO CUPは、女性ドライバー限定で争われるフォーミュラレースシリーズ。男女の区別がない競技の特性上、モータースポーツ業界は男性がリードしてきた。その状況を危惧した関谷正徳氏が「女性の活躍の場を設けたい」と2017年に立ち上げたシリーズだ。
偶然の出会いが協業に
MTGの森下剛社長は、昨年初めて訪れた富士スピードウェイでモータースポーツを観戦し、競技の魅力を知った。関谷氏ともそこで出会い、 KYOJO CUP立ち上げの経緯やその理念に共鳴。ドライバーの1人である三浦愛氏との出会いも重なり、チームの結成に至った。
“Team ReFa with AIWIN”チームとして参戦するドライバーは、三浦氏と白石いつも氏の2人。三浦氏はKYOJO CUPで2度優勝経験があり、このチームへの参加を機に3年ぶりに復帰する。白石氏は小学5年生からカートを始め、25年にKYOJO CUPに参戦。現在、デザインを学ぶ現役大学生でもありレースと両立している。
フォーミュラカーやレーシングスーツのデザインには「リファ」ブランドの色を反映した。1車には、「リファ」のブランドカラーである金を採用。もう1車には、若年層の認知を拡大する存在であるヘアコーム“ハートコーム アイラ”のハートのモチーフに加え、白やピンクのカラーを採用した。KYOJO CUPは26年には富士スピードウェイで5大会10レースを開催予定で、初戦を迎える5月9日に完成したレーシングスーツやレースカーを公開する。
チームの発足にあたり、3日に開設したInstagramのアカウントも反響が大きく、松下社長によるとすでに20社からスポンサーの打診があるという。
富士スピードウェイ付近に「リファ」の新ライン“リファ コレクション”から発売した水を製造する工場があることから、ブランドのファンに向けて工場見学とサーキット観戦を兼ねたツアー企画を展望。また、リカバリーウエアを展開する知見を生かし、ユニフォームへの活用なども構想する。「リファ」の「ビューティブランド」から「ビューティライフスタイルブランド」へという方針の推進力のもと、その広がりを活用してシナジーの創出を目指す。