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花王の25年12月期は増収増益 化粧品とヘアケアが貢献、高付加価値化が奏功

花王の2025年12月期連結決算(国際会計基準)は、売上高が前期比3.7%増の1兆6886億円、営業利益が同11.9%増の1640億円、純利益が同11.4%増の1200億円と増収増益だった。日本国内でシェア・売り上げが拡大し、高付加価値化と原価低減による稼ぐ力の向上が貢献した。

化粧品事業の売上高は同7.2%増(実質6.9%増)の2616億円だった。注力6ブランドと位置付ける「カネボウ(KANEBO)」「ソフィーナ(SOFINA)」「センサイ(SENSAI)」「モルトンブラウン(MOLTON BROWN)」「キュレル(CUREL)」「ケイト(KATE)」の成長が加速し、6ブランドの合計が同13%増と伸長。アジアとヨーロッパでも売り上げが拡大し、欧州での売り上げは前年の約1.8倍に達した。アジアでは一体運営が功を奏し、「センサイ」の売り上げが2倍に伸長。中国事業が回復し、注力するタイの想定以上の伸長も貢献した。営業利益は104億円の黒字(前期は37億円の赤字)に転換した。注力6ブランドへの集中投資に加え、固定費のスリム化が寄与した。

へルスビューティケア事業(スキンケア、ヘアケア、パーソナルヘルス製品を展開)は全カテゴリーが好調に推移し、売上高が同2.1%増(実質2.2%増)の4329億円、営業利益が同13%増の391億円だった。

日本のスキンケア部門は、UVケア製品やシート関連のシーズン品がけん引した。米州は競合からの攻勢を受け、前期を下回った。

日本のヘアケア部門は、高価格帯のヘアケアブランド「メルト(MELT)」「ジアンサー(THE ANSWER)」が売り上げに貢献。欧米は、ヘアサロン向け製品が米国や欧州の景況感悪化の影響を受け、前期を下回った。

パーソナルヘルス部門は、日本では「ピュオーラ炭酸ハミガキ」が好調に推移し、日本と中国では「めぐりズム」のアイマスクの改良品が伸長した。

26年は、成長が期待される事業の拡大と課題事業の立て直しを加速する。稼ぐ力を一層高めるとともに、グローバル推進体制を強化し、海外展開の拡大を図る。精密選択洗浄、個体最適選択、環境適合選択の3つの排他的独自技術を核に、さらなる成長を目指す。

これらを踏まえた26年12月期の連結業績予想は、売上高が前期比3.6%増(実質3.2%増)の1兆7500億円、営業利益が同10.9%増の1820億円、純利益が同8.3%増の1300億円を見込む。

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