
“チャイナプラスサウス”で成長戦略を描く
中国偏重から脱するため、各社がグローバルサウスを中心とした展開を強めています。その中の一つであるインドの化粧品・パーソナル市場規模は、2022年で中国の5分の1程度の約2.1兆円。しかし、約3億人いると言われる中流階級が日本産、欧米産の化粧品に興味を持ち始めています。そのほか、タイは、日本と同様に超高齢化と人口減少が進む中、購買力の高い中間層が拡大すると予測、最重要市場の一つに掲げられています。タイの人々は美容感度も高いことから、百貨店ではプレステージ、ドラッグストアはプレミアムマスの価格帯に期待が寄せられています。本特集では上記2カ国に加え、ベトナム、シンガポール、インドネシア、マレーシアに進出する日本の化粧品企業の取り組みを紹介し、グローバルサウス市場の現在地を探っています。(この特集は「WWDJAPAN」2025年10月27日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
インタビュー協力者
白松浩文/ロート・メンソレータム・ベトナム社長、山口聡一/花王 執行理事 化粧品事業部門 副事業部門長、藤井保典/ディーエイチシー 国際市場開発ユニット グループリーダー 次長、山根香葉/ピーオーグローバル 育成ブランドチーム スリー&ディセンシア担当、松本秀樹/コーセータイランド マネージング ディレクター、高橋友樹/ファイントゥデイ副社長執行役員COO
アンケート協力者
高田真一/マンダム NSI事業部 部長、吉岡努 /コーセーインディア、大石大/コーセー アジア事業部 事業推進課 課長、邵正泓/ピーオーグローバル 事業部育成ブランドチーム リーダー、足立恵理/BCLカンパニー 営業本部海外営業部 部長、資生堂 広報部