
ファイントゥデイホールディングス(以下、ファイントゥデイHD)は2日、米投資ファンドのベインキャピタルの傘下に入ると発表した。前株主のCVCキャピタルパートナーズ(以下、CVC)はベインキャピタルに全株式を譲渡。譲渡額は非公表で、現時点で経営陣などの事業運営の変更は予定していない。
ファイントゥデイHDの小森哲郎代表は、2021年からパートナーとして歩んできたCVCに対して感謝の意を示した上で、今回の取り引きについて「ベインキャピタルが当社の成長可能性に対する期待や信頼を示した結果」とコメントを寄せた。
ベインキャピタルの西直史パートナー・日本プライベート・エクイティ共同責任者は、ファイントゥデイHDの製品開発力とアジアで確立したブランド基盤を評価し、「当社が培ってきた日本とグローバルにおける小売り・消費財業界への支援経験と知見を生かし、グローバルでの事業成長の加速を全面的に支援する」と述べた。
CVCの日本法人であるCVCアジア・パシフィック・ジャパンの赤池敦史社長は、2021年からのファイントゥデイHDとの歩みを「コロナ禍の中、毎年10%前後の売上高と利益成長を堅実に実現し、東証審査を通過する独立企業としての地位を築かれたことに心より感謝と敬意を表す」と振り返り、数年後の上場達成とアジアでの成長への期待を示した。
ファイントゥデイHDは資生堂のパーソナルケア事業を引き継ぐ形で21年5月に設立。同社はCVCの出資のもと上場に向けて準備を進めてきたが、地政学的なマクロ環境要因を理由に上場延期を2度繰り返していた。
なお、ファイントゥデイHDの2025年12月期(IFRS)の業績予想は、売上高が前年比5.5%増の1133億円、営業利益が同6.9%減の136億円、純利益が同679.1%増の77億円を見込んでいた。