ビューティ

資生堂の日用品事業を引き継いだファイントゥディが12月に上場 

資生堂のパーソナルケア事業(日用品事業)を引き継いだファイントゥディは12月17日に東京証券取引所のプライム市場に上場する。売り出し株総数3571万7500株で売り出し価格は1株2150円を想定するが、証券会社や投資家の需要を踏まえて12月9日に売り出し価格を決定する。時価総額は2194億円になる見通し。

ファイントゥディは資生堂や投資ファンドのCVCキャピタルパートナーズが出資する新会社として2021年5月に設立。ヘアケアブランド「ツバキ(TSUBAKI)」や「プラストゥモロー(+TMR)」、スキンケアブランド「専科(SENKA)」、メンズブランド「ウーノ(UNO)」、などのヘアケアやスキンケアなどのパーソナルケア商品のマーケティング・販売を行う。22年8月には、資生堂の生産事業取得について契約締結し、技術開発から生産、販売に至るまで一気通貫のビジネスシステムの構築を推進する。

今後はさらなるパーソナルケア事業への特化や、成長するアジア市場でのポジショニングを確立、プレミアム商品と大衆向け商品の中間に位置する「マステージ」市場セグメントへのフォーカスなどを推進。ブランド開発による価値革新(ValueInnovation)、柔軟な製造能力による価値提供(ValueDelivery)、グローカライゼーション(ValueExpansion)などの事業能力を組み合わせることで、同社の収益と企業価値の拡大を目指す。

2023年12月期連結売上高は前期比7.5%減の1001億円、純利益が同105%増の140億円。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。