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大丸松坂屋「アナザーアドレス」が初のリアル店舗 宗森社長「成長にドライブ」

大丸松坂屋百貨店は、ファッションのサブスクリプションサービス「アナザーアドレス(ANOTHER ADDRESS)」で初のリアル店舗をコレド日本橋(東京都中央区)に2月6日オープンする。6月15日までの期間限定店。オンライン上だけでなく、実物を手に取れる場所を設けることで体験価値を伝え、新しい会員の増加につなげる。反響を見て、常設のリアル店舗の可能性も探る。

3日に関係者向けの説明会を開いた。コレド日本橋の3階に190平方メートルの期間限定店舗「アナザーアドレス トーキョー」を設ける。ラウンジ、クローゼット、フィッティングルームの3ゾーンで構成する。椅子やテーブルを並べたラウンジでは、専門知識を持つスタイリストが応対し、体形や着用場面、好みに合ったコーディネートを提案する。大きな扉の向こうにあるクローゼットは服、バッグ、アクセサリーなど約50ブランドの中から800アイテムを置く。フィッティングルームは5部屋あり、店舗にある服だけなく、オンライン上の10万着のストックから取り寄せて試着することもできる。会員であれば、気に入った服はそのまま持ち帰れる。

アナザーアドレスは2021年にサービスを開始した。25年度で実際に服を借りた人の数は1万〜1万5000人。事業責任者の田端竜也氏は「最大の課題は認知度と利用者の拡大」と語り、リアル店舗を通じてサービスの魅力を訴える。現在の利用者は都心のタワーマンションなどに住む女性が多い。また日本橋、八重洲、大手町、丸の内などのオフィスで働く女性とも親和性が高いため、コレド日本橋への出店を決めた。

店舗ではほぼ毎日何かしらのイベントを実施し、新しい客を呼び込む。顔や骨格の診断、ファッション雑誌やインフルエンサーとの共同イベント、企業単位でのオフィスウエアの相談会、マッチングアプリの会社による婚活ファッションの提案など、趣向を凝らした催しを通じて、定額で好きな服を借りられる体験をしてもらう。

ポップアップの営業によって来店ベースで2000人、SNSなどのメディア効果で1000人、計3000人の新規利用者の増加を目標にする。

大丸松坂屋百貨店としてもシェアリングを通じてファッションブランドとの接点を持ってもらうことが、長期的には百貨店のプロパー販売に相乗効果をもたらすと考える。リアル店舗の出店について宗森耕二社長は「アナザーアドレスが認知を得る機会にし、成長にドライブをかける」と意気込む。

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