ビジネス
特集 繊維商社2025 第7回 / 全10回

営業の鬼の転機は「子ども」、今はマネジメントに注力【スタイレム瀧定大阪テキスタイル1部26課 中谷剛課長】

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PROFILE: 中谷剛/スタイレム瀧定大阪 テキスタイル1部 26課 課長

中谷剛/スタイレム瀧定大阪 テキスタイル1部 26課 課長
PROFILE: (なかたに・ごう)1984年3月23日生まれ、兵庫県出身。2006年4月にスタイレム瀧定大阪に入社。入社後は精鋭が集結するウィメンズ向けの織物を扱う26課一筋。今年2月から現職。16年に社長賞

繊維商社は、「課長」がかなり大きな権限を持つ。多くの繊維商社がかつて「課別独立採算制」を導入しており、課が一つの会社のように動いたことにルーツがある。今でも課長は予算策定から大半の決裁権まで大きな権限を持つ。繊維・ファッション業界のハブである「繊維商社の課長のお仕事」には、ファッションビジネスの重要なエッセンスがぎゅっと詰まっている。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月30日号からの抜粋です)

中谷剛課長は2006年の入社以来、まさに「ザ・瀧定」的な営業の王道を歩んできた。「学生時代に甲子園のビール売りのバイトでどうしても1番が取れなかったのが悔しくて、営業が強いスタイレムを選んだ」という。持ち前の負けん気の強さとフットワークの軽さを武器に、猛者ぞろいの同社で上位ランカーの営業パーソンになった。16年には営業成績上位者の中からさらに1〜2人しか選ばれない社長賞を受賞した。

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