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特集 繊維商社2025 第8回 / 全10回

よい営業マンは一日にして成らず、“生え抜き“課長のリーダー論【瀧定名古屋カジュアル71課 野田茂課長】

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PROFILE: 野田茂/瀧定名古屋 カジュアル71課 課長

野田茂/瀧定名古屋 カジュアル71課 課長
PROFILE: (のだ・しげる)1979年7月8日生まれ、和歌山県出身。愛知県の大学を卒業後、2003年に瀧定名古屋入社。以来、ずっと71課に所属する。入社時はDCブランドなどを担当していた。17年から現職

繊維商社は、「課長」がかなり大きな権限を持つ。多くの繊維商社がかつて「課別独立採算制」を導入しており、課が一つの会社のように動いたことにルーツがある。今でも課長は予算策定から大半の決裁権まで大きな権限を持つ。繊維・ファッション業界のハブである「繊維商社の課長のお仕事」には、ファッションビジネスの重要なエッセンスがぎゅっと詰まっている。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月30日号からの抜粋です)

地道で実直。野田茂課長の仕事への姿勢を表す言葉だ。メンズカジュアルアイテムを中心に製品OEMを手掛ける71課には、その方針が行き渡る。「成約しなくてもいいからとにかく挑め」と泥臭くも思える飛び込み営業を習慣化させ、常に新規開拓を続ける。そして、納期遅れなどのトラブルが発生しそうな場合は、状況を包み隠さず取引先に伝えて、共に対処法を模索していく。課長職は売り上げ管理や決済など幅広く裁量権を持ち、いざとなれば全責任を負うからこそ、正攻法で課を切り盛りする。

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