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ルックHD1〜6月期は営業赤字 「戦略にメリハリ」で通期黒字の見通し

 ルックホールディングスの2020年1〜6月期は、売上高が前年同期比20.6%減の169億円、営業損益が6億8400万円の赤字(前年同期は6億4500万円の黒字)、純損益が7億2500万円の赤字(同4億6900万円の黒字)だった。

 主力の国内アパレル事業を担う子会社ルックの売上高は同20.8%減の74億円。緊急事態宣言下での(4〜6月)店舗休業が痛手となった。顧客の年齢層が高い自社ブランドが苦戦する一方、「マリメッコ(MARIMEKKO)」「イルビゾンテ(IL BISONTE)」などインポートブランドは同10%減と比較的健闘した。店舗の選択と集中も進め、19年12月期末から21店純減(うち百貨店販路が退店17店)の307店舗となった。

 海外事業は、子会社アイディールックが展開する韓国事業の売上高が同13.6%減の68億円。「新型コロナの早期鎮静により、ダメージは小さく済んだ」(多田和洋社長)。欧州事業などと合わせた業績で見ると、1〜3月は同21%減と落ち込んだが、4〜6月は同6%減まで回復した。EC販売は好調で、国内・海外合わせて4〜6月は同2.2倍に跳ね上がった。3月に完了したEC物流の内製化、在庫連携の強化などが奏功した。

 通期業績予想は、売上高が前期比13.5%減の380億円、営業利益が同82.0%減の3億円、純利益が同95.1%減の1億円で黒字着地の見通し。下期(7〜12月)の仕入れ量は自社ブランドを3割減らす一方、インポートブランドは前年並みをキープする。出店は不採算店舗の撤退・縮小を進めつつ堅調な「イルビゾンテ」は直営・フランチャイズで計5店を出す。「事業戦略にメリハリをつけながら、いつも以上に手堅い運営で来期の成長につなげたい」。