ファッション

日本製裏地の要、富士吉田の富士セイセンが清算へ 旭化成が発表

旭化成は12月8日、子会社の染色企業、富士セイセン(山梨県富士吉田市)を清算すると発表した。2027年3月末で生産を終了し、28年6月末で清算する。富士セイセンは、裏地生産の一大産地である富士吉田で、裏地用の糸やテキスタイルの染色・加工を一手に引き受ける重要な企業。旭化成は1960年に出資し、70年以降は社長を派遣してきた。ただ、22年に宮崎県延岡市にある旭化成のベンベルグ工場で火災があり、「ベンベルグ」生産が著しく減少し、富士セイセンも苦境に陥っていた。

富士吉田産地は、裏地生産に特化した中小・零細企業が集積しており、富士セイセンの清算は影響が大きい。そのため旭化成は「富士セイセンが長年培ってきた技術・設備・サプライチェーン等については、今後も産業の発展に活かしていくことが望ましいと考えており、こうした有形・無形資産の活用にご関心をお持ちの企業・団体と、建設的な対話の機会を広く歓迎しております」とし、生産継続や設備移転などに力を尽くす考え。

旭化成は12月1日に子会社の繊維商社の旭化成アドバンスを、帝人フロンティアと統合すると発表したばかりで、旭化成アドバンスも富士セイセン株を31%所有していた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2026-27年秋冬ロンドン&ニューヨークコレ特集 更新されるロンドンの美学

今季のロンドンを象徴するのは、20周年を迎えた「アーデム(ERDEM)」。ビクトリア朝のシルエットやロマンチックな刺しゅうといった「アーデム」のらしさ、または英国的な美的感覚を解体し、現代の文脈へと編み直していく—そんな「アーデム」のアティチュードにロンドンの独立系ブランドが目指すべき成熟の姿を見ることができました。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。