ビジネス
連載 齊藤孝浩の業界のミカタ 第83回

営業利益率17.6% なぜアシックスは“売上高以上に利益が伸びる会社”に変わったのか

有料会員限定記事

企業が期ごとに発表する決算書には、その企業を知る上で重要な数字やメッセージが記されている。企業分析を続けるプロは、どこに目を付け、そこから何を読み取るのか。この連載では齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、企業の決算書やリポートなどを読む際にどこに注目し、どう解釈するかを明かしていく。今回は年商1兆円が目前のアシックスの決算を読み解く。(この記事は「WWDJAPAN」2026年3月9日号からの抜粋です)

今回はアシックスを分析しました。この連載の第65回で、23年12月期を解説しましたが、その後2年間で数字の景色が随分変わりました。

25年12月期の連結業績は、売上高が前期比19.5%増の8109億円、営業利益が同42.4%増の1425億円でした。増収増益は5年連続です。売上高は2ケタ増を続けていますが、それ以上に利益がぐんぐん伸びて、営業利益率は17.6%まで上がっています。まさに絶好調。26年12月期は9500億円の見通しで、その次は1兆円が射程に入っています。

今回のポイントは「利益の伸び方」です。いったい、何が起きているのでしょうか。

もともとアシックスは、「パフォーマンスランニング」カテゴリーを中核とする競技スポーツシューズ企業でした。そこに、この2年で明確な変化が出ています。機能を持ちながらデザイン性を重視したカテゴリー「スポーツスタイル」と「オニツカタイガー」、この2つの構成比が大きく上がっているのです。

この続きを読むには…
残り2070⽂字, 画像4枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2026-27年秋冬ロンドン&ニューヨークコレ特集 更新されるロンドンの美学

今季のロンドンを象徴するのは、20周年を迎えた「アーデム(ERDEM)」。ビクトリア朝のシルエットやロマンチックな刺しゅうといった「アーデム」のらしさ、または英国的な美的感覚を解体し、現代の文脈へと編み直していく—そんな「アーデム」のアティチュードにロンドンの独立系ブランドが目指すべき成熟の姿を見ることができました。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。