ビューティ

村重杏奈の私的ベスコスからレインボーの“お笑い”メンズコスメ講座まで 「WWDBEAUTY」がドラバラコスメのイベントを開催

「WWDBEAUTY」は2月21日、セルフコスメにフォーカスしたイベント「ビューティテイスト・トーキョー 2026(BEAUTY TASTE TOKYO 2026)」を東京・新宿のルミネゼロ(LUMINE 0)で開催した。同イベントは、2020年に初開催し、今回で3回目。午前はビューティ業界関係者向け、午後は一般来場者向けの二部制で実施し、延べ約900人が来場した。

年齢層が拡張するTikTokと
大学生浸透率が高いBeReal

午前の部では、村上要「WWDJAPAN」編集長のキュレーションのもと、「ビューティ×デジタルマーケティング最前線—TikTok、BeRealから読み解く“今、効く戦略”」をテーマにトークセッションを行った。

TikTok for Business Japanの柴田明宏グローバル・ビジネス・ソリューションズFMCGグループ責任者、武井俊一氏FMCG担当マネージャー、BeRealのドン・イン第一営業本部執行役員、大友淑アカウントエグゼクティブが登壇し、ビューティ企業がどうショート動画やSNSを活用すべきかを多角的に議論した。

TikTokは17年夏に日本へ上陸。25年11月の発表によると、日本の月間アクティブユーザー数は4200万人を突破した。若年層中心のイメージが強いが、実際は30〜40代のユーザーも増加しており、年齢の幅は拡張しているという。

一方、BeRealは20年に誕生したフランス発の画像共有SNS。日本の月間利用者数は約550万人に上る。相互フォローを前提とし、リアルタイム投稿を促す設計と日常を主役とする思想が、若年層の「拡散より居場所を重視する」SNS観と合致。ユーザーの87%がZ世代で、大学生の利用率はほぼ100%に達するとのデータも紹介された。

柴田氏によると、TikTokでは男女問わずビューティコンテンツへの関心が高く、コメント欄でのユーザー同士の活発なコミュニケーションが特徴だという。一方、BeRealについてドン氏は、クローズド性の高さから、「身近な友人が使っている」という実感や共鳴が最大の興味喚起につながると説明。さらに無加工投稿という特性が「リアルな使用感が伝わる」という点でビューティ商材との親和性を高めていると分析した。

ビューティ企業がTikTokを活用する際のポイントとして武井氏は、エンターテインメント性、起用人物とジャンルの親和性、冒頭での製品パッケージ提示、問いかけ型の構成などが動画クリエイティブの効果を高める重要な要素になると指摘した。一方、BeRealの大友氏は、ブランドが「青春の思い出に寄り添う存在」として向き合う姿勢の重要性を強調。学生生活の中でブランドが日常を前向きに彩る“スイッチ”となるようなコミュニケーション設計が鍵を握るとした。また、クリスマスや成人式といった一般的なイベントだけでなく、受験の山場、部活動の引退、初アルバイトなど、本人にとっての人生のモーメント、すなわちかけがえのない瞬間を捉える視点の必要性にも言及した。

成果の創出において重要な点として両社が共通して挙げたのは、PDCAの徹底だ。テクノロジーが日進月歩で進化する中、過去の成功や失敗体験のみに依拠せず、「まずは挑戦する」という余白のある姿勢が重要だと提言した。

コスメ好き著名人たちの
コラボが実現

午後の部では、タレントでモデルの村重杏奈と村上編集長による「本音で語る、私的マイベストコスメ」トークセッションを実施。両者が普段から使用しているコスメを持ち寄り、そのこだわりや気に入っているポイントなどを話した。

村重はスキンケアでは「キュレル(CUREL)」の“ディープモイスチャースプレー”と“潤浸保湿化粧水”、“モイストバリアクリーム”を挙げ、「肌が不安定な時でもどんな時でも使える存在として絶大な信頼を置いている」とコメント。そのほか、ベースメイクでは「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」の“UVイデア XL プロテクショントーンアップ クリア”、アイメイクでは「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」のマスカラ“スカイハイ”など、各カテゴリーの日常使いアイテムを紹介し、美容へのこだわりやルーティンについて語った。

次いで、お笑い芸人コンビ・レインボーのジャンボと池田直人、ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりによるセッション「今日からできる、メンズ美容入門」が開かれた。「洗顔は本当に必要?」「シミが気になる」といったジャンボのリアルな悩みを、長井ヘア&メイクアップアーティストが専門的な意見を交えたデモンストレーションで解消。普段から美容を楽しむ池田が男性ならではの視点を交え、笑いあり、学びありの講座となった。

さらに、ヘアメイクアップアーティストのGENSEIによるメイクアップ講座では、ガールズグループIS:SUEのYUUKIがモデルとして登場。「骨格づくり」をテーマに、チークを用いた骨格メイクを披露した。シェーディングの代わりにチークを用いて陰影をつくることで、自然に立体感を際立たせ、目元も大きく見せるテクニックを解説。使用アイテムとして、「キャンメイク(CANMAKE)」の“クリーミータッチライナー”“パウダーチークス”、「フィー(FWEE)」の“3D ボリューミンググロス”、「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」の“スカイハイ”、「ダルバ(D'ALBA)」の“ホワイトトリュフ ファーストスプレーセラム”などが挙がった。柔和な掛け合いに、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。

最後に、SM ENTERTAINMENT JAPAN からデビューした女性8人グループGPPによるライブパフォーマンスが行われ、会場は大きな盛り上がりを見せた。パフォーマンス後には、「WWDBEAUTY」の下半期ベストコスメを受賞した製品で施されたメイクであることを明かし、メイクのポイントや日頃の美容習慣について語った。

ブランド各社によるブースエリアでは、新製品やベストセラーが並び、タッチアップやサンプル配布を実施。「WWDBEAUTY2025年下半期ベストコスメ」ドラッグストア・バラエティショップ部門新製品1位受賞アイテムのタッチアップも行われ、来場客が製品を手に取る姿が見られた。