マツキヨココカラ&カンパニー(以下、マツキヨ)は7日、渋谷に2店舗目の旗艦店「シブヤ スクランブル フラッグ(SHIBUYA SCRAMBLE FLAG)」をオープンする。1995年に開業した渋谷Part1店を全面改装した店舗で、約278平方メートルの売り場面積に地下1階、地上1、2階の3フロアで構成。取り扱い製品数は改装前から2000SKU増やした約1万3400SKUで、約95%をヘルス&ビューティカテゴリーの製品で構成した特化型店舗とする。
同店は、2023年9月に同エリアに開業した黒を基調とする「シブヤドーゲンザカフラッグ」の対となる店舗として位置付け、白を基調とした空間に仕上げた。デジタルサイネージもそなえ、“ツインタワー”として渋谷商圏でのビューティ発信力と販売力を強化する。
地下1階は、スキンケア、トイレタリー、男性化粧品をそろえる。目玉は、ドラッグストア初導入となる「タカミ(TAKAMI)」などダーマコスメを集積したコーナーを設置。海外で先行して広がる盛り上がりを背景に、足元では消費者が成分を基準に商品を選ぶエビデンスベースの購買行動が広がっている。こうした消費動向との親和性が高いと判断し、コーナーを設けた。また、消費者を取り巻く情報過多の環境を考慮し、「リップス」とマツキヨがおすすめするダーマコスメ製品の展示を実施。カテゴリー自体の認知向上を図るべく、「リップス」でダーマコスメの情報発信も行う。
1階は、医薬品、健康食品、医療用品、シーズン製品をラインアップ。2階はメイクアップを中心とした化粧品売り場とし、韓国ブランドの品ぞろえを従来の約2倍に拡充した。月1回の頻度で更新するポップアップスペースを2カ所設け、トレンドの製品を柔軟に展開する。
店内奥の階段には高さ約10メートルの柱型LEDサイネージを設置し、地下1階から地上2階まで連続した映像演出を行うことでフロア間の回遊を促す。階段周辺はミラーを活用することで空間の広がりを演出し、限られた面積でも開放感のある売り場を目指した。
外装のLEDサイネージは「シブヤドーゲンザカフラッグ」と同期した映像を流し、相乗効果を図る。両店は徒歩1分もかからない場所に位置するが、売り場の演出などの役割分担で使い分けは消費者に委ね、店舗運営本部の大友庸平ファーマシー事業部長は「カニバリゼーションの懸念はない」と断言する。
売り上げは開示していないが、大友ファーマシー事業部長は「シブヤドーゲンザカフラッグ」の業績を「絶好調」と胸を張る。トラフィックの多い渋谷に旗艦店を2店舗を構えることで、同社は同商圏におけるビューティの存在感をさらに高める見込みだ。