ビューティ

韓国発「オリーブヤング」が米国事業を本格始動 旗艦店やEC、セフォラ展開で攻勢

韓国発のビューティ&ヘルス小売りチェーンCJオリーブヤング(CJ OLIVE YOUNG以下、オリーブヤング)が、米国市場への進出を加速する。5月にはカリフォルニア州パサデナに米国初の旗艦店をオープン予定で、同時に米国向けの専用eコマースプラットフォームも立ち上げる計画だ。2024年以降、韓国発のスキンケアやメイクアップの需要が米国で急拡大する中、取り組みを強化する。

同社は旗艦店オープンに先立ち、ロサンゼルスのショッピングモール「ウエストフィールド・センチュリー・シティ」に期間限定の“プレビューストア”を開設する。また、ロサンゼルス近郊トーランスの「デルアモ・ファッションセンター」にも常設店を出店する予定だ。事業拡大を支えるため、カリフォルニア州ブルーミントンには北米初となる物流センターも開設している。

さらに同社は今秋、セフォラ(SEPHORA)のオンラインおよび北米650店舗で、厳選したKビューティブランドの取り扱いを開始する予定。

オリーブヤングは韓国最大級のビューティ小売りとして知られ、韓国内では1390店舗を展開する。米国事業は、昨年11月に米国法人の最高経営責任者(CEO)に選任されたクォン・ガウン(Gaeun Kwon)が統括する。クォンはそれ以前、同社でグローバルビジネス部門ディレクターを務めていた。一方、同社のイ・ソンジョン(Lee Sun-jung)CEOが引き続きグローバル事業全体を統括する。

クォンCEOは声明で、「オリーブヤングは20年以上にわたり、韓国で消費者がビューティを発見し体験する方法を形作ってきた。次の焦点は米国市場だ」とコメント。「韓国のスピード感あるイノベーションと現地市場の洞察を組み合わせ、新ブランドやトレンドを紹介するだけでなく、消費者教育とブランドの長期的成長を支えるオムニチャネル型のビューティプラットフォームを構築していく」と述べた。

米国では近年、Kビューティの存在感が急速に高まっている。アルタビューティ(ULTA BEAUTY)は17年に「コスアールエックス(COSRX)」の製品でKビューティを導入し、25年には「アイムフロム(I’M FROM)」「ミクスン(MIXSOON)」「サムバイミー(SOME BY MI)」「ロムアンド(ROM&ND)」「メディキューブ(MEDICUBE)」など次世代ブランドを拡充。ターゲット(TARGET)は「ラウンドラボ(ROUND LAB)」や「ハルハルワンダー(HARUHARU WONDER)」を新たに導入し、ウォルマート(WALMART)でも「ビューティーオブジョソン(BEAUTY OF JOSEON)」や「スキン1004(SKIN1004)」などが人気を集めている。

こうした中、オリーブヤングはこれらのブランドを数年前から取り扱っている。同社は現在、米国向けの商品ラインアップ拡充に向けて400以上のKビューティブランドと協議しているとされる。ラインアップには老舗ブランドからインディーズブランドまで幅広く含まれるほか、同社のプライベートブランド「カラーグラム(COLORGRAM)」「ブリングリーン(BRINGGREEN)」「バイオヒールボ(BIOHEAL BOH)」なども展開予定だ。

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