
「WWDBEAUTY」では2009年から「ベストコスメ特集」を掲載しています。弊紙のベスコスの特徴は、全国の百貨店・セミセルフ、ドラッグ&バラエティーストア、ECにアンケート調査を実施して、売り上げの上位3位を集計しランキング化していることです。対象期間に発売された「ニュープロダクト(新商品)」と、これまで発売された全商品を含む「ヒーロープロダクト(総合)」に分けて表彰しています。
従来は美容誌と同様に6月に上半期、12月に下半期ベスコスを発行していましたが、今年は9月と3月に変更。その理由は、アンケート調査に基づいてランキングを決定する特性上、6月に発行するには1〜4月に発売した商品に絞られてしまい、本当の上半期にならなかったからです(下半期は5〜10月に発売された商品が対象)。今回は集計期間を正々堂々と1〜6月にし、“本当の意味”での上半期ベスコスを発表します。
ビューティ業界、新章の幕開け
25年上半期の百貨店コスメ市場は、技術と研究の進化を凝縮したスキンケア商品が改めて注目を集める結果となりました。中でも象徴的だったのは、表紙にも採用した「コスメデコルテ(DECORTE)」の“AQ 毛穴美容液オイル”。量子コンピューターを活用した先進的なアプローチは発売前からSNSや美容誌で話題を集め、圧倒的な支持を獲得しました。ビューティ業界に新たな章の幕を開け、未来の可能性を切り開いたといえます。
そんな印象的なクレンジング・洗顔部門をはじめ、「WWDBEAUTY ベストコスメ」は3チャネルへのアンケート調査を基に“本当に売れた”アイテムを14カテゴリーで選出しました。25年上半期は36店舗の協力の下、1〜6月に発売したニュープロダクトとこれまで発売された全商品を含むヒーロープロダクトに分け、ベスト3を表彰します。百貨店の各カテゴリーについて、有識者に上半期の分析と下半期の予測を寄稿してもらったほか、16のブランドを取材し売れた理由を明らかにしました。今期を総括した保存版としてぜひチェックしてみてください。