「WWDJAPAN」9月22日号は人気企画「販売員特集」をお届けします。
ファッション&ビューティ業界の37人のトップセールスに、接客販売のプロとしての心得を聞きました。彼ら彼女らの仕事術には、小売業にとどまらず、消費者にモノやサービスを届けるための普遍的なヒントがたくさん詰まっています。
今回登場するのは「ロンハーマン(RON HERMAN)」「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)」「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」「マウジー(MOUSSY)」「プラージュ(PLAGE)」「ニコアンド(NIKO AND...)」「ピンクハウス(PINK HOUSE)」「フレイ アイディー(FRAY I.D)」といったファッション系から、「アットコスメ(@COSME)」「ランコム(LANCOME)」「ゲラン(GUERLAIN)」「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」などのビューティ系まで、さまざまな分野の販売員です。年齢も20代から70代まで幅広い顔ぶれ。接客手法は十人十色ですが、共通するのは目の前の顧客のために全力を尽くす姿勢です。それぞれのインタビューを読むと、陰で相当な努力をしていることが分かります。
トップセールスは年間で数千万円、場合によっては数億円の売り上げを稼ぎます。SNSを駆使して全国からファンを呼ぶ販売員も珍しくありません。デジタルの発展によって販売員の役割が拡張される時代になりました。優秀な販売員の確保は、企業やブランドの命綱です。
特集以外でも9月12日に開業した話題の商業施設「ニュウマン高輪」のリポート、AI(人工知能)活用で注目を集める仏アパレルCADのレクトラの掘り下げ記事、販売員からDJやネイリストに転じた女性の活躍など、盛りだくさんの内容です。
(COVER CREDIT)
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN:CHIGE (GWISUB JUNG)
2025年上半期ベストコスメ発表
「WWDBEAUTY」では2009年から「ベストコスメ特集」を掲載しています。弊紙のベスコスの特徴は、全国の百貨店・セミセルフ、ドラッグ&バラエティーストア、ECにアンケート調査を実施して、売り上げの上位3位を集計しランキング化していることです。対象期間に発売された「ニュープロダクト(新商品)」と、これまで発売された全商品を含む「ヒーロープロダクト(総合)」に分けて表彰しています。
従来は美容誌と同様に6月に上半期、12月に下半期ベスコスを発行していましたが、今年は9月と3月に変更。その理由は、アンケート調査に基づいてランキングを決定する特性上、6月に発行するには1〜4月に発売した商品に絞られてしまい、本当の上半期にならなかったからです(下半期は5〜10月に発売された商品が対象)。今回は集計期間を正々堂々と1〜6月にし、“本当の意味”での上半期ベスコスを発表します。
最先端技術を詰め込んだスキンケアに勢い
25年上半期の百貨店コスメ市場は、技術と研究の進化を凝縮したスキンケア商品が改めて注目を集める結果となりました。中でも象徴的だったのは、表紙にも採用した「コスメデコルテ(DECORTE)」の“AQ 毛穴美容液オイル”。量子コンピューターを活用した先進的なアプローチは発売前からSNSや美容誌で話題を集め、圧倒的な支持を獲得しました。ビューティ業界に新たな章の幕を開け、未来の可能性を切り開いたといえます。
そんな印象的なクレンジング・洗顔部門をはじめ、「WWDBEAUTY ベストコスメ」は3チャネルへのアンケート調査を基に“本当に売れた”アイテムを14カテゴリーで選出しました。25年上半期は36店舗の協力の下、1〜6月に発売したニュープロダクトとこれまで発売された全商品を含むヒーロープロダクトに分け、ベスト3を表彰します。百貨店の各カテゴリーについて、有識者に上半期の分析と下半期の予測を寄稿してもらったほか、16のブランドを取材し売れた理由を明らかにしました。今期を総括した保存版としてぜひチェックしてみてください。
(COVER CREDIT)
PHOTO : YUKI SAITO
ART DIRECTION & DESIGN : RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN : CHIGE (GWISUB JUNG)