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メンズのパールはむしろバランス良くて真似したい! ファッションフリークOL「WWDジャパン」最新号につぶやく

 1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャー企業に勤める等身大OL、Azuのリアルな目線を生かした「このニュースからはコレが見える」という切り口で、さまざまな記事につぶやきを添えます。

今日のニュース:P.14.15『メンズアクセサリーのトレンド予報』

読み解きポイント:「メンズのパール、大いにアリです」

ニュースのポイント

 ここ数シーズンに比べて少しおとなしめだった2020-21年秋冬シーズンのメンズコレクション。一方で、各ブランドからのアクセサリー提案はキャッチーに。服全体ではストリートウエアの潮流が完全に沈静化し、「ちゃんとした服」に合う「ちゃんとしたアクセサリー」が台頭している。

Azuはこう読む!

 普段メンズコレクションは「かわいいアイテムやスタイリングのヒントがないかしら〜」と流し見程度なのですが、ストリートの波が落ち着いた今、俄然メンズ気分になってきました。もともとストリートのテイストやカルチャーがあまりピンとこない生き方をしてきたので、ここ数年の波に乗り切れずにいたのもあります。

 ですが今季は女性として「隣に並びたい!」と思うし、「着たい!」とも思うようなスタイルが多く、ついついウィメンズコレクションを見るのと同じ熱量でルックを見漁っていました。「ディオール(DIOR)」なんかもう、最高です。端正なロングコートの裾から見えるのはワンピースにもなりそうな長さのシャツ。そしてまくった袖からはペールトーンのロンググローブが覗きます。それがフェミニンなのかと言われれば全くそうではなく、もはや圧倒的な美しさを前にしたら「男らしさ」や「女らしさ」なんて、エッセンスでしかないのかな、と思うほど。

 というか、私はそう思っています。時代的に「男は男らしく」なんて言ったら炎上しそうですが(笑)、ファッションにおいては自分がなりたい美しさに必要な「らしさ」をその時々で表現すれば良いと思うんです。その美しさを、軽やかに柔軟に行き来しながら表現できるのがファッションの強みだと思っているので、「男が男らしく」も「女が男らしく」もその逆も、色々も、なんでもありなんじゃないかなと。とはいえその「男らしさ」「女らしさ」を決めつけてきたのもファッションなので、いきなり無責任なこと言うなよ、と自分でも書いてて思うのですが(笑)。

 さて、話をコレクションに戻します。特集でもピックアップされていますが、「らしさ」の固定概念を取っ払う象徴となったのが「メンズのパールアクセサリー」なのかなと思います。「ミキモト(MIKIMOTO)」×「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のコラボアクセサリーが出た時はちょっと衝撃だったし、「ギャルソンだからアリなのかな?」とも思ってしまったのですが、他ブランドの提案を見ても違和感はありません。むしろ女性がつけるとエレガント要素が強くなってしまうパールも、メンズがつけることでバランスよくつけられるというか。

 個人的にパールってつけ方が難しくて、なかなか取り入れられないアイテムだったのですが、逆にメンズの着こなしを参考にすることで気負いなくパールを身につけられそうです。女性陣もメンズコレクションからエッセンスをいただいて真似するのは大いにアリだし、シンプルにメンズのパールって艶感があってセクシーだな、と思ったのでぜひ大人の男性につけていただきたいです。

Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne