
都市を問わず顕著だったのは、テーラリングをファッションとして捉え直す動きだ。スタイリングとして、タイドアップしたシャツも多出した。しかし、それはフォーマルやエレガンスをただ追求するわけではない。リラックス感のあるシルエットや柔らかさを取り入れたり、カジュアルウエアとのミックスや大胆な再構築によって厳格さを取り払ったりするアプローチが広がっている。(この記事は「WWDJAPAN」2026年2月2日号からの抜粋です)
「サカイ(SACAI)」
破壊の美から生み出す
自由な着こなし
「壁を突き破るようなパワーや自由を表現したかった」と話す阿部千登勢は、ハイブリッドの概念をさらに推し進め、「破壊の美」を探求した。キーアイテムは、スカーフのような黒のタイを襟にくっつけたエレガントなシャツと、スカートとパンツを重ねるわけでなく構造的に一体化したスーツ地などのボトムス。テーラリングは、水平に切断してシアリングやデニムジャケットを挟み込んだり、二重構造で仕立てたり。いつもよりフォーマルな雰囲気を漂わせながら、「リーバイス(LEVI'S)」や「アーペーセー(A.P.C.)」とのコラボアイテムやグラフィカルなニットも交えて、自由な着こなしを生み出した。
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