ファッション
特集 メンズ・ファッション・ウイーク2026-27年秋冬Vol.1 第1回 / 全6回

「エルメス」ヴェロニクのラストショーが問いかけたもの 見直すべき「タイムレス」の価値

有料会員限定記事
「エルメス」ヴェロニクのラストショーが問いかけたもの 見直すべき「タイムレス」の価値

2026-27年秋冬メンズ・ファッション・ウイークにおける最大の話題は、やはり「エルメス(HERMES)」のメンズを37年にわたり手掛けてきたヴェロニク・ニシャニアン(Veronique Nichanian)のラストショーだった。1月24日夜、パリ旧証券取引所で披露されたコレクションで表現したのは、「Clothes for today and forever(今を生きる服、この先を歩む服)」。それは決して派手ではないが、変化の激しい時代におけるラグジュアリーの本質を問いかけるものだ。(この記事は「WWDJAPAN」2026年2月2日号からの抜粋です)

ラグジュアリー低迷、社会不安で
普遍的なワードローブに光

ランウエイに登場したのは、上質なレザーを用いたクリーンなシルエットのコートやパンツを筆頭に、シアリングのフライトジャケット、鮮やかな差し色で彩ったテクニカルシルクのアウター、ピンストライプの端正なスーツ、グラフィカルなセーター、遊び心を感じるバッグといったアイテム。今回、ニシャニアンは過去のコレクションのパターンやデザインも取り入れたが、ノスタルジーに陥ることなく、あくまで現代男性のライフスタイルに寄り添う洗練された装いを貫いた。時代の空気感や顧客のニーズをくみ取りながら現実的なクリエイションを積み重ねてきたその姿勢は、彼女に全幅の信頼を寄せ、創造の自由を与えてきたメゾンの価値観とも共鳴。いつものようにチャーミングな笑顔でフィナーレに登場した彼女をたたえる歓声と拍手は、しばらくやむことはなかった。

この続きを読むには…
残り388⽂字, 画像6枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

HERMES x コレクションの記事

関連タグの最新記事

ファッションの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2026-27年秋冬パリも「愛着」のムード TASAKIの新トップインタビュー、阪急うめだ本店の改装も【WWDBEAUTY付録:「第9回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト 2026」結果発表】

3月23日発売の「WWDJAPAN」は、2026-27年秋冬パリ・ファッション・ウイークの特集です。メンズやミラノに続き、パリも「愛着」のムード。TASAKIの新トップインタビュー、阪急うめだ本店の改装など、ニュースも盛りだくさんです。「WWDBEAUTY」は「第9回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト 2026」の結果発表です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。