9月15日発売の「WWDJAPAN」は、2026年春夏の「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week Tokyo以下、RFWT)」(通称:東京コレクション)を特集します。
生きることやリアルに寄り添う
東京デザイナーの今
コロナ禍をきっかけに、各国のファッション・ウィークはこぞってデジタル発表を導入しましたが、数年がたった今それも落ち着いてきたようです。今季の「RFWT」はフィジカル発表のみに絞られ、約20の参加ブランドが思い思いにランウエイショーやインスタレーションを披露しました。東京のファッションシーンの背景にあるのは、「生きることやリアルに寄り添おう」「生身の人間が持つ熱を伝えよう」とする姿勢ではないか?というのが「WWDJAPAN」の見立てです。
今季はオフスケジュール発表のブランドも含めて、多くの東京デザイナーらから「日常生活を着想源にした」という言葉を聞きました。彼らは背伸びせず、“自分が今持っているもの”を見つめ直して服づくりに挑んでいます。日常の気づきをデザインに落とし込んだり、体や内面の声に耳をすませたり、人が積み重ねてきた巧みな職人技を発信したり。本特集ではそんな潮流を、総勢27ブランドの最新コレクションから抽出しました。
都市に生きるリアルな女性のためのワードローブを提案する「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」や、楽天の支援枠「by R」に輝き、“強い”女性像を表現した「フェティコ(FETICO)」、児島デニムの加工技術をさまざまなウエアに応用した「アンセルム(ANCELLM)」。東京の“今”が見えるコレクションが目白押しです。
各ブランドのショーに見る、ビューティートレンドも分析。今季は以前よりもページを増やし、ヘア&メイク担当のこだわりをさらに詳細に解説しています。
“モードの帝王”
アルマーニの軌跡を振り返る
第二特集では、緊急追悼企画として、ジョルジオ・アルマーニの功績をまとめました。同氏の訃報は母国であるイタリア全土を喪に服させるほど、人々に大きな悲しみをもたらしています。50年にわたりファッション業界を牽引したアルマーニ。企業トップやデザイナーらが寄せた哀悼の声も掲載しました。
そのほか、本明秀文アトモス創業者の人気長期連載「ノット スニーカーライフ」や、ポケモンのトレカ買い占めで世間をお騒がせ中の中国「転売ヤー」の歴史をまとめたレポート「中国電脳コマース趣聞」も必見です。
(COVER CREDIT)
BRAND:HARUNOBUMURATA
PHOTO:KOJI HIRANO
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
COVER REEL DESIGN:CHIGE (GWISUB JUNG)