
2026年春夏シーズンの東京では、「日常」や「親密さ」「寄り添い」に着目したブランドが散見された。目の前にあるものこそ、未来のクリエイションにつながる。そう信じ、デザイナーたちは特技や嗜好を見つめ直し、新たなオリジナリティーを生み出している。パーソナルな親密さと、内側からにじむポジティブなエネルギーが共存する今季のコレクションから、5つのトレンドをピックアップ。ブランドの世界観を広げるバッグやシューズの提案にも注目したい。(この記事は「WWDJAPAN」2025年11月17日号からの抜粋です)
1. DENIM
デニムはシーズンレスの提案へ
ここ数シーズン、世界のトレンドにも浮上していたデニムが東京でも台頭した。暑さ対策が求められるシーズンながら、シーズンレスに楽しめる素材としてウィメンズ、メンズを通して幅広い提案が見られた。「フェティコ(FETICO)」や「カミヤ(KAMIYA)」のデザイン性を凝らした主役級の1枚、「ヒロコ コシノ(HIROKO KOSHINO)」や「ケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」の都会的でクリーンなセットアップなど、デニムの可能性をさらに広げた。
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