ファッション
特集 ジャパン・ラグジュアリー 第7回 / 全13回

「ハルノブ ムラタ」の“心を豊かにする服” 日伊の美意識を融合し世界へ船出

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PROFILE: 村田晴信/「ハルノブムラタ」デザイナー

村田晴信/「ハルノブムラタ」デザイナー
PROFILE: (むらた・はるのぶ)エスモードジャポン東京校を卒業後にステディスタディでアシスタントを経験。2010年に渡伊し、ミラノのマランゴーニ学院で学ぶ。「ジョン リッチモンド」と「ジル サンダー」で経験を積む。 帰国後の18年に自身のブランドを設立。第7回「東京ファッションアワード 2022」を受賞

ここで登場するのは、日本のモノ作りを携えて海外に挑戦するデザイナーやブランドたち。彼らは愚直なモノ作りだけでは、海外ブランドの牙城を崩せないことを自覚する。日本「以外」の美意識を吸収したり、異なるジャンルのクリエイションを掛け算したりして、他にない価値を追求する。そして海の向こうの人の心を揺さぶるべく、情熱とともにアイデンティティーを発信する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月15日号からの抜粋です)

DESIGNER
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HARUNOBU MURATA
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ハルノブムラタ

日本の若手デザイナーの中でも、「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」を手掛ける村田晴信デザイナーのクリエイションからは、「日本発のラグジュアリーブランドを目指す」(村田デザイナー)という熱量がひしひしと感じられる。国内外よりすぐりの上質素材を生かした、ミニマルでエレガントなデザイン。大胆なカッティング、流れるようなドレープが際立つドレスやテーラリングは、世界のファッション玄人をも虜にする。

村田晴信デザイナーはイタリアで約10年もの経験を積んだ実力派。学生時代、エスモードジャポン東京校の在学中に「神戸ファッションコンテスト」で入賞し、イタリア留学への切符を勝ち取った。ファッションの名門校であるミラノのマランゴーニ学院留学中にも、数々のコンペを受賞。コンペの審査員から「ジョン リッチモンド(JOHN RICHMOND)」のデザイナー職にスカウトされ、イタリアでファッションデザイナーとしてのキャリアをスタート。その後2018年に帰国するまで「ジル サンダー(JIL SANDER)」でウィメンズデザイナーとしてのキャリアを重ねた。

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