ファッション
特集 THE BUYER 20 第1回 / 全19回

変わる「バイヤー」の役割 日本における変遷から最新トピックスまで

有料会員限定記事

誰よりも先に新しいモノを見つけ、人々に紹介し、驚かせることを生業としてきたファッション業界の花形職「バイヤー」。「いつでも、どこでも好きな服が買える」といっても大げさではなくなった今の時代に、その役割と存在意義は大きく変化している。「WWDJAPAN」は13年ぶりの「バイヤー特集」で、新時代のバイヤー像を探る。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月8日号からの抜粋です)

「価値あるモノ」を
見抜く力はより重要に

セレクトショップの草分けであり、ファッションバイヤーの礎を築いたビームスが、1976年の創業から来年で50周年を迎える。その歩みを知る「生き証人」である設楽洋社長は8月下旬、ビームスの原点である原宿店のリニューアルに際して社内イベントに立った。

創業当時、カリフォルニアから誰も見たことのないモノを持ち込み、人々を魅力したビームス。その後半世紀の間に、セレクトショップ全盛を経てファストファッションの台頭、ECの普及などにより、バイヤーを取り巻く環境は様変わりした。設楽社長は「WWDJAPAN」の取材に、今のバイヤー像をこう語った。「セレクトショップという言葉すらなかった時代、われわれの役目は“まだ誰も知らないモノを見せること”でした。いまは逆にモノも情報も多すぎて、消費者は選べなくなっている。だからこそ“絞る”ことが役割になったのです」。

モノ、情報、人々の感情が氾濫する現代。入手自体は容易になったが、その中から「本当に価値あるもの」を選び抜く目利きの力は、むしろ必要性を増している。それは生成AIにも置き換えられない仕事だ。

この続きを読むには…
残り2562⽂字, 画像5枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

WWDJAPAN x ファッションの記事

関連タグの最新記事

ファッションの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

特集 HUMAN MADE 天才NIGO®に依存しない「カルチャー×ビジネス」の設計図

「WWDJAPAN」9月7日発売号は、HUMAN MADEを特集します。2025年11月に東証グロース市場へ上場し、日本のファッション業界の台風の目となった同社。創業者NIGO®の求心力を原動力にしながら、そのカリスマ性に依存しない企業へと組み替えられていく設計図を、全9ページで解き明かします。 特集の冒頭は、「ヒューマンメイド」の2010年のファーストコレクション発表から今日までを一枚の年表で俯…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。