ビジネス

ユニクロが取引先の工場を公開、縫製に加え素材も 日本企業は小松マテーレやカイハラなど

 ファーストリテイリングはこのほど、「ユニクロ(UNIQLO)」と「ジーユー(GU)」の主要取引先の工場リストを公開した。「ユニクロ」に関しては今回から新たに素材工場も加えており、「ユニクロ」は素材で46社・工場、縫製で184社・工場、「ジーユー」は縫製で64社・工場になっている。取引先によっては企業だけでなく工場単位で公開しており、取引先の労働環境や透明性などをよりいっそう高めようというサステイナブル経営への意欲がうかがえる。

 日本の素材工場ではカイハラの本社工場や吉作工場、三和工場、セルヴィッジデニムを生産する上下工場、染色加工の小松精練(現小松マテーレ)、大手綿紡績のクラボウの徳島工場の6工場の名がリストアップ。海外ではシャツ大手のルータイ(魯泰、中国)、デニムのイスコ(ISKO、トルコ)、ニット大手で東レが筆頭株主のパシフィック・テキスタイルズ(PACIFIC TEXTILES、中国)、東レ傘下の東レサカイ ウィービング&ダイイング(中国)、ラッキーテックス(LUCKYTEX、タイ)、カイハラのタイ工場、米国エバーレーン(EVERLANE)のニット製造も手がけるニット大手のナンヤン(NANG YANG TEXTILES、タイ)などが記されている。

 縫製工場では、日系では縫製大手のマツオカコーポレーションの中国やベトナム工場を筆頭に、靴下大手の岡本の中国とタイ、総合商社の双日の関連会社が、「ジーユー」では繊維商社の豊島のカンボジア子会社が入っている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。