ビジネス

「シャネル」がエキゾチックレザーや毛皮の使用を廃止

 「シャネル(CHANEL)」が、爬虫類の革などを指すエキゾチック・レザーの使用を今後廃止すると発表した。ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル ファッション部門プレジデントによれば、廃止されるのはワニ、トカゲ、ヘビ、エイなど。また「シャネル」ではほとんど使用されていないものの、毛皮もこれを機に廃止するという。

 パブロフスキー=プレジデントは、「今回の決断は『シャネル』のエシカル(倫理)基準を満たすことと、高品質なエキゾチックレザーの入手が困難になってきていることが主な理由。今後はアグリフード(農業食品)業界が作り出すテキスタイルやレザーの研究開発に注力したい」と説明した。一方で、「ハイエンド製品の未来は、当社のアトリエの技術にかかっている」ともコメントし、「シャネル」が抱えるクチュール・アトリエの技術力を見せる場でもあるショーでは、エキゾチックレザーを使用した製品が登場する可能性があることを示唆した。エキゾチックレザーを使用した既存製品が「店頭からなくなるにはしばらくかかるだろう」とのことだが、その売り上げ規模については明かさなかった。なお、同ブランドを代表する素材の一つであるツイードも、実はすでに本物のツイードではなく、複雑でコピーされにくい刺しゅうで代替している。

 「シャネル」のデザイナーであるカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)は、「毛皮を『シャネル』で使った記憶はない。創業者のガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)も、ヒョウ革のコートとセーブルのトップスを持っていた程度。昔のコレクションを見ても、毛皮はほとんど使用されていない」と語った。エキゾチック・レザーについては、「そういう製品を求められたのでわれわれの意思で作ったが、そもそも『シャネル』のビジネスではないし、供給に問題がある」と述べた。

最新号紹介

WWD JAPAN

2021-22年秋冬トレンド特大号 明るい未来に向けて心ときめく服を謳歌しよう

「WWDJAPAN」4月19日号は、2021-22年秋冬トレンドブックです。生活者の嗜好やニーズが細分化され、コロナがその流れに拍車をかける今、それでもデザイナーズブランドの新作をベースとしたトレンドをまとめるのは、半歩先の未来を見るデザイナーたちの視点に価値があるからです。コロナ禍でファッションに心地よさを求めた21年春夏からさらに歩みを進め、“ファッションで心踊らせたい” “オシャレを楽しみた…

詳細/購入はこちら