
仏発オーガニックコスメブランド「メルヴィータ(MELVITA)」は、日本事業からの撤退を発表した。日本での事業は2026年3月31日をもって終了する。
撤退の理由について同社は「グローバル規模での戦略的決定」と説明する。長期的な成長戦略を見据え、経営資源の最適化を目的として検討を重ねた結果であり、「苦渋の決断」とコメントを寄せた。
既存スタッフへの対応については、ロクシタングループ内での配置転換を含め、最大限の支援を行う方針だ。従業員に対しては十分な説明の機会を設けた上で、グループ内の他ブランドへの異動希望の聴取や再就職支援など、個々の状況に応じて誠意をもって対応するとしている。
直営店舗は順次閉店する。ルミネ横浜店、神戸阪急店は26年1月31日に営業を終了。阪神梅田本店は同年2月24日まで、東武百貨店池袋本店、あべのハルカス近鉄店は同年3月3日をもって閉店する予定だ。
なお、26年3月末までは通常どおり販売を継続する。生産状況によっては一部製品が早期に完売する可能性があるものの、事業終了日までは「可能な限り十分な在庫を確保するよう努める」としている。