
米国版「WWD」が毎年独自に算出する売上高番付
2024年の世界のビューティ業界は、コロナ禍後の回復期を経て勢いを増した23年から一転、成長ペースに陰りがみられました。売上高前期比が減少した企業は17社で、そのうち2ケタの大幅減となった企業が10社に上りました。エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)や資生堂をはじめ上位常連の老舗メーカーの苦戦も目立ちます。一方で、プーチ(PUIG)を筆頭に、成長を続けるフレグランス市場の恩恵を受けた企業の好調ぶりや、年々トップ100社中の割合が増えている中国企業、M&Aや企業再編により急浮上する新興企業の存在感も際立ちました。本特集では、全100社の業績を一覧でまとめるとともに、営業利益率ランキングやビューティ株上昇&下落率ランキングなど、これを読めば化粧品業界の24年が分かる情報を掲載しています。(この特集は「WWDJAPAN」2025年7月28日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)