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ロクシタン4〜9月期決算は純利益が半減

 ロクシタン インターナショナル(L’OCCITANE INTERNATIONAL)の2017年4〜9月期決算は売上高が前年同期比0.7%減の5億4820万ユーロ(約718億円、現地通貨ベースでは同1.1%増)、営業利益が同28.9%減の1380万ユーロ(約18億円)、純利益が同59.5%減の1070万ユーロ(約12億円)と減収減益だった。

 地域別の売り上げは中国が同18.2%増(現地通貨ベースでは同22.7%増)とブラジルが同18.8%増(現地通貨ベースでは同13.2%増)と最も伸長した。中国は既存店の売り上げが好調だった他、中国人俳優のルハン(Lu Han)をアンバサダーに起用したプロモーションが奏功した。ブラジルは「ロクシタン(L'OCCITANE)」とブラジル限定ブランド「ロクシタン オ ブレジル(L’OCCITANE AU BRESIL)」が売り上げをけん引した。一方で同社の最大マーケットである日本における「ロクシタン」は悪天候が悪く響いたものの、「メルヴィータ(MELVITA)」は2ケタ成長を見せた。

 ブランド別ではグローバルで「メルヴィータ」と「エルボリアン(ERBORIAN)」が2ケタ増だった。また、引き続きオムニチャネル戦略に力を入れ、8月には新しいECサイトをローンチした。

 今後はロンドンのリージェントストリートと、パリのシャンゼリゼ通りにパティシエのピエール・エルメ(Pierre Herme)とコラボした旗艦店をオープンする。また、新たにブランドアンバサダーを起用し、新興市場での売り上げの向上を目指す。ルハンは18年も引き続き契約する他、中国でフェースケアアイテムの広告塔に女性アンバサダーも起用する予定だ。

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