
オンワードホールディングスは5日、イオンモール熊本での爆発事故で従業員3人が亡くなったことを受け、地震など緊急災害時の従業員の安全確保の強化策を発表した。従業員に帰宅するために最低限必要な携帯電話(スマートフォン)、自宅や車の鍵などの常時携行を義務づける。あす6日から全国のグループ店舗で実施する。熊本の事故では、従業員がいったん避難した後、貴重品を取りに施設内に戻ったため事故に巻き込まれたと報告されている。
ショッピングセンターや百貨店では施設によって異なるものの、テナントで働く従業員は私物を施設のバックヤードのロッカーに入れたり、各テナントの裏側に置いておいたりすることが多い。携帯電話(スマートフォン)は常に携行する場合もあれば、そうでない場合もあり、施設やテナントによって決まりは異なる。
今回のイオンモール熊本の事故では、テナントの従業員は顧客を誘導しながら建物の外にいったん避難したにもかかわらず、自宅や車の鍵を取りに施設内に再び戻ってしまったといわれている。オンワードの安全強化策は、再度、施設内に入る必要をなくすための措置となる。開店前の朝礼などでも従業員に周知徹底する。
店頭でスマホや鍵を携行する方法は今後詰めていく。ポシェットのようなものを身につけることも含めて検討する。