「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」は9月10日、ニューヨーク発のファッションブランド「ラ・リーン(LA LIGNE)」とのコラボコレクションを発売する。全36点で、価格帯は3000円から20万円台。秋らしいニュートラルカラーを基調に、「ラ・リーン」のシグネチャーであるストライプやブルーのアクセントを取り入れた。「バナナ・リパブリック」虎ノ門ヒルズ店と玉川髙島屋店、公式オンラインストアで取り扱う。
「ラ・リーン」は2016年に設立した。共同創業者はモリー・ハワード(Molly Howard)、ヴァレリー・マコーレー(Valerie Macaulay)、メレディス・メリング(Meredith Melling)の3人。チーフクリエイティブオフィサーも務めるヴァレリー・マコーレー氏は「3人のうち2人はニューヨークで生まれ育ち、1人は1990年代後半から住んでいる。ニューヨークがあるから、『ラ・リーン』がある。ここは、1人の女性がランチの前に50ものことを成し遂げてしまう街。彼女たちの服もそのスピードに対応し、行き先がどこであっても、シームレスに寄り添う服でなければならない」とニューヨークへの思い入れとブランド哲学を語る。
一方、「バナナ・リパブリック」に対して、メレディス・メリング=チーフブランドオフィサーは「私たちは『バナナ・リパブリック』と共に育ちました。カーキのパンツに白いシャツ、あるいはロゴTシャツを合わせる――そんなスタイルが、私たちにとっての定番でした。私たちの青春には欠かせないブランドです」と振り返る。
コラボコレクションの制作に当たり、3人は「バナナ・リパブリック」のアーカイブに触れた。何を受け継ぎ、現代へとつなげるのか。対話を通して、丁寧に掘り下げていったという。メリング=チーフブランドオフィサーは「1人の女性として、母として、そして起業家として、今を生きる私たちの視点で『バナナ・リパブリック』の歴史を見つめ直せた」と感慨深く語る。
「品質を大切にすること」「時代に左右されないものを作ること」「ディテールへのこだわり」。アーカイブをたどると、そんな「バナナ・リパブリック」と「ラ・リーン」の共通点に気付いたという。モリー・ハワードCEOは「そういった共通の価値観があるからこそ、クラシックでありながら退屈ではない。そんなコレクションが生まれた」と自信をのぞかせる。
マコーレー=チーフクリエイティブオフィサーは、コラボコレクションのお気に入りとして、ベルト付きのスエード・ラップコート(20万円)を挙げた。「アウターは、アーカイブを見たときに魅了されたカテゴリーの1つ。このラップコートは、何年にもわたって大切に着続けられます」。コラボコレクションには、3人の創業者ならではの遊び心も。「3」という数字が3つボタンのカフスやバックルのアジャスター、ストライプのデザインに反映されている。「創業者3人を象徴する、ちょっとしたシグネチャーのようなものです」。
メリング=チーフブランドオフィサーは「コラボコレクションを着た女性には、“自分らしい”と感じてほしい。いつもの自分より、ほんの少しだけ整っている――そんな感覚です」と思いを込める。着飾ることは求めない。どんな場所で、どんな1日を過ごすとしても、着る人に自然となじむ。そんなコレクションを心掛けたという。「ウールのスーツを選んでも、カシミヤのクルーネックを手に取っても、それを着た彼女が『今日、何が起きても大丈夫』と思えるのなら、私たちの仕事は成功です」。