PROFILE: 小林啓治/産直市場グリーンファーム社長

ECでは代替できない、リアルな商業施設の価値とは何か。地域の作り手を集め、100年先を見据える「ヴィソン(VISON)」。野菜から骨董、ヤギまでを擁する「産直市場グリーンファーム」。さらに、街そのものを編集する駅直結型施設「ニュウマン高輪」、アリーナと連動する「ららぽーと TOKYO BAY」、公園と一体化した「グランベリーパーク」といった異なる街で、それぞれの方法で滞在の理由をつくっている。売り場の効率や買い物の利便性だけでは測れない、偶然の発見と体験が人を呼び、施設の個性と継続的な成長につながっている。(この記事は「WWDJAPAN」2026年8月3&10日合併号からの抜粋です)
名称:産直市場 グリーンファーム 年間売上高:約10億円 住所:長野県伊那市ますみヶ丘351-7 電話:0265-74-5351 営業時間:8:00-19:00(夏季:4-10月)/8:00-18:00(冬期:11-3月) 定休日:元日のみ(ほぼ無休) 商品点数:約1万点 取り扱い:野菜・果物/松茸・きのこ・山菜/切花・鉢花/野菜苗・種/惣菜/大学イモ/信州の昆虫食(ざざむし・蜂の子・イナゴ)/骨董・古道具/農機具/日用品/薪/動物コーナー/ヤギレンタル/ネコの里親探し
伊那名物?「産直界のドンキ」は
老若男女が全員楽しめる場所
産直市場グリーンファームの小林啓治社長は、文字通り型破りな小売業の経営者だ。小林社長が運営する長野県伊那市の「グリーンファーム」は、とにかくユニークで面白い。地元の農家が持ち込んだ野菜を販売する直売所を軸としながらも、なぜかその生鮮と骨董品を一緒に並べて販売。骨董やリサイクル品は、地元の農家の蔵や倉庫からまとめて買い取ったものだけでなく、持ち込み品も多い。「処分にお金がかかるもの以外は基本的に引き取る」と小林社長。取材日にも、子どもたちが近所で取ったカブトムシを持ちこんでおり、それらを買い取って、そのまま店頭で販売していた。
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