
今季から、「ナーズ(NARS)」が東京コレクションのオフィシャルパートナーに就任した。ブランドにとって日本上陸25周年の節目となる今年、ファッションのバックステージから何を発信するのか。ブランドマネジャーは「商品から入った人に、その背景まで届けたい」と話す。ブランドマネジャーへのインタビューに加え、「エンフォルド(ENFOLD)」「エイタロウ(EITARO)」のバックステージに入り、服と呼応するヘアメイク表現を取材した。(この記事は「WWDJAPAN」2026年9月14&21日合併号からの抜粋です)
オフィシャルパートナーの変遷
「メイベリン ニューヨーク」
「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京(Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO)」時代には、日本ロレアルの「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」が参画。2013年から1年間は同じ傘下の「ロレアル プロフェッショナル(L’OREAL PROFESSIONNEL)」がオフィシャルヘアパートナーを務めた。
資生堂
長年にわたり、資生堂のヘアメイクアップアーティストが東京コレクションのバックステージを担当。近年では「SABFA」校長を務める進藤郁子氏らがリードを担った。
「ナーズ」
日本上陸25周年の節目にオフィシャルパートナーに就任。ブランドの原点であるアーティスト性とファッションの関係を東京のバックステージから改めて発信する。
「エイタロウ」

服に呼応してアイシャドウを重ね、
光と質感で主役にスポットを
ショーは、象徴となる1人とその人物の“記憶”である19人という演出。象徴の1人は白からグレーブルーへつながるメタリックな目元と血色のないリップで無機質に仕上げた。光沢のあるシアーな生地を幾層にも重ねた服に合わせ、19人の目元は、透ける質感を重ねて奥行きを出した。肌は赤みを抑え、若いモデルは幼く見えすぎないようにアイシャドウのフレームで目の横幅を出した。ヘアも19人は顔立ちや髪質、服を見ながらその場で調整した。最初と最後を担う1人はジェルで顔周りに沿わせ、コンパクトに演出した。光と質感で1人と19人の意味の違いを立ち上げた。
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