スキンケアブランド「オサジ(OSAJI)」は11月25日、エイジングケアシリーズをリニューアル発売する。従来の“カイ(KAI)”を“ヒスン(HISUN)”に改称し、処方とパッケージを一新。クレンジングオイルや化粧水、美容液、クリームなど全6品(4180〜8800円)をそろえる。直営店と公式ECで取り扱う。
“ヒスン”では、無理に角質を取り除くのではなく、肌が本来持つ不要な角質が自然に剥がれ落ちる仕組みに着目した。乳酸球菌培養溶解質やカルノシン、アセチルヒアルロン酸Naなどをアイテムに応じて新たに配合し、年齢とともに変化する肌をターンオーバー、抗酸化・抗糖化、保湿の観点からケアする。香りも旧版のローズを基調とした香りを引き継ぎながら、シトラスやハーバルを重ね、より日常になじむ香りに仕上げた。
アイテムは、“クレンジングオイル”(150mL、4620円)、“ウォッシングフォーム”(160mL、4180円)、“リンクルローション”(120mL、5280円)、“ディープリペアセラム”(50mL、8800円)、“リンクルクリーム”(50g、6600円)、“リンクルアイクリーム”(20g、6050円)の6品。
パッケージデザインは、建築家・永山祐子氏が手がけた。新シリーズが持つ美学を、夕日のように移ろうグラデーション、江戸切子の文様、ポンプやキャップの銅色などで表現した。
「秘すれば花」に重ねる、年齢を重ねる美しさ
“ヒスン”の名称は、世阿弥の「風姿花伝」に説かれる「秘すれば花」の思想に着想した。すべてを表に見せるのではなく、内側に秘めたものに美を見いだす考え方を年齢を重ねることになぞらえた。外見に表れる変化だけでなく、これまでの経験や時間が内側に積み重なっていくことも美しさと捉える。
茂田正和オサジブランドディレクターは「エイジングという概念が僕らの中でもアップデートされている」と話す。長らく業界では若く見えることに価値を置く美容観が強かったと振り返り、「もともと僕自身、美容は年齢に抗うためのものではないという考えが根底にある。本当に豊かな幸せとは何だろうと考えると、豊かに美しく年を重ねることであって、年を重ねることを否定することではない」と説明する。
日本に古くから根づく「侘び寂び」といった時間の経過や変化に美を見いだす感覚にも改めて着目した。「日本の化粧品ブランドとして今発信していくべきメッセージではないかと考えた」と、今回の刷新の理由を述べる。
10周年に向け「美容コングロマリット」構想
茂田ブランドディレクターは現在、社内で「美容コングロマリット」を掲げているという。来年迎えるブランド創設10周年を見据え、「パーソナルケアで何か困ったら『とりあえずオサジに行けばいい』と思ってもらえる状況を作りたい」と話し、化粧品ブランドの枠にとどまらない広がりを構想する。