ファッション
特集 2027年春夏東京コレクション

“懐かしさ”と”革新性”の2軸で広がったメンズコレクションの世界【27年春夏東コレ】

有料会員限定記事

“懐かしさ

メンズのランウエイで目立ったのは、ブランドのアーカイブや懐かしさに敬意を払いながらも、新しい表現を用いてその世界観を伝えようとするそれぞれのデザイナーの表現手法だった。ランニングをテーマにしながらスポーツウエアにはしない、過去のアーカイブをベースにしながら過去そのものを書き換える、クラシックな正装をテーマとしながら歪さでパッケージングするなど、思想や技法の異なる表現の中に、それぞれの見る東京ファッションの形がある。(この記事は「WWDJAPAN」2026年9月14&21日合併号からの抜粋です)

ヨシオクボ(YOSHIOKUBO)

DESIGNER/久保嘉男

前シーズンに引き続き、“ランナー”にフォーカスした「ヨシオクボ」だが、その表現手法は異なる。スポーツテックをベースとした前回と比べ、“あるがままに走る”架空の民族をテーマとした今シーズンは、モンゴルのテント“ゲル”を中心としたランウエイに、流線形のシルエットや幾層にも重なる薄手のレイヤードで軽やかさを表現したモデルがショーを彩った。ランニングパーツのドローコードで編み込みフリンジを表現するなど熟練の技法も光った。

DESIGNER’S COMMENT

DESIGNER/久保嘉男

ロサンゼルスの海沿いで見た、汚れたバンから降りてきて、着の身着のままで走り始めたランナーに感銘を受けたのが今回の“ナチュラル・ボーン・ノマド”のきっかけ。ランナーを表現するのにスポーツウエアである必然性はないと考えた。土地ごとの暮らしやスタイルを視覚的に表すものとして、今回のランウエイは以前から引かれていたゲルを舞台にした。今は気候変動もありシーズンレスになっているので、春夏だがダウンや重ね着も表現の中に採用した。

この続きを読むには…
残り2036⽂字, 画像26枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2027年春夏東京コレクション特集 混ざり合う個性、広がる可能性

「WWDJAPAN」9月14&21日合併号は、2027年春夏東京コレクションを特集します。今シーズンも「WWDJAPAN」は、8月31日〜9月5日に行われた「楽天 ファッション・ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」の全日程を総力取材。ファッションショーやプレゼンテーションを追い、ショー後のデザイナー取材を交えたコレクションリポートに加え、バックステージでヘア&メイ…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。