
コペンハーゲン・ファッション・ウイーク(CPHFW)は今年、20周年を迎えた。8月3〜7日に開催された2027年春夏は、復帰組や国外勢も含め、31ブランドと3つの学校がショーやプレゼンテーションを開催。朝食会から夜のパーティーまでイベントも盛りだくさんのスケジュールで、祝祭感あふれるシーズンとなった。もともと北欧地域を中心としたトレードイベントだったCPHFWは、「サステナビリティ要件」の導入や国際化の推進、新進ブランド支援の強化、見本市とのシナジー、トレンド発信地としての存在感の高まりなどを背景に、ファッション界における重要なプラットフォームへと発展。今季を象徴する3つのトピックから、その現在地を読み解く。(この記事は「WWDJAPAN」2026年9月14&21日合併号からの抜粋です)
TOPIC 1:
地元コンテンポラリーブランドがけん引
女性による女性のためのリアルクローズ
今回最も印象的だったのは、女性デザイナーの存在感だ。母娘や姉妹、友人同士で手掛けるブランドも目立つ。中心となるのは、手の届きやすい価格帯で時代の空気感をくみ取ったリアルクローズを打ち出すコンテンポラリーブランド。白やベージュ、茶、黒を軸に、シアー素材やレース、サテン、ストラップドレス、メンズライクなテーラリングやワークアウター、クリーンなシャツ、スカーフ、フリル、ドレープ、フリンジなどを取り入れたスタイルが随所に見られた。そんな提案は、現代女性の日常に寄り添うもの。ただ、似通ったムードやデザインも多く、個性が見えづらいブランドもあった。今後の発展には、いかに独自の視点や世界観を表現するかがカギになりそうだ。
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