
「ハイク(HYKE)」が2027年春夏シーズンからメンズを本格的にスタートする。これまではウィメンズの一部のベーシックアイテムをサイズ5まで広げ、ユニセックスとして男性客にも提案してきた。今回、メンズとウィメンズの商品企画やサイズ展開を整理し、メンズとしてあらためて独立させる。商品には黒いブランドタグと下げ札を付け、白タグのウィメンズと区別する。
「メンズを本格展開するか悩んだ」
メンズについては、これまでもショップの別注やコラボレーションなどで発表してきたが、メンズを求める声が増えたことから、ウィメンズのパターンをベースにサイズを広げ、ユニセックスとして展開してきた。しかし「ハイク」はウィメンズとして、ミリタリーウエアをはじめとするメンズウエアから着想してきたこともあり、当初はメンズを単体でスタートすることに消極的だった。
吉原秀明デザイナーは、「メンズの服からインスピレーションを得て、それをウィメンズにすることに個性や面白みを感じていたので、メンズを本格的に展開するとコンセプトが曖昧になるのではないかと思っていた」と話す。一方、ユニセックス展開を続ける中で、「小柄の方にはウィメンズを勧めたり、着た時に丈が足りなかったりすることもあった。メンズとして一度も向き合わないまま、サイズ展開で広げるだけでいいのか」と考えるようになり、「やめるか、ちゃんとやるか」を検討したという。

立ち上がりとなる今季は、メンズ独自のデザインを増やすというよりも、サイズや企画、販売の仕組みを整えることを優先する。男性の体型や着用時のバランスに合わせてディテールも調整。例えばパンツは、ウィメンズとメンズでタック量を変えるほか、襟ぐりや丈のバランスを見直すアイテムもある。展開サイズは1〜4(S〜XL)。従来ユニセックスで展開していたサイズ5が新メンズの4にあたり、ウィメンズの3がおおよそメンズの1に相当する。