ビューティ

「イソップ」が香りを“寓話”として再構築 東京国立博物館で4日限定イベントを開催

イソップ(AESOP)」は既存のフレグランスを“ザ フラグラント フェーブルズ コレクション”(全12種、各50mL、各2万5960円/各100mL、各4万700円)として刷新する。第1弾として、新作“アンフォーシーン エアー”を含む7種を9月1日に発売した。10月1日には“サイレントリー ヒュイル”を発売する。これに合わせて7日まで、東京国立博物館の表慶館で体験型イベント「香りと詩想の往還」を開催している。

寓話から着想を得たコレクションへ刷新

“ザ フラグラント フェーブルズ コレクション”では、ブランド名の由来である古代ギリシャの寓話作家イソップに着想を得て、各フレグランスの背景にあるストーリーを再編集した。現代の価値観を問い直す寓話になぞらえ、名称もそれぞれの香りが体現するテーマを想起させるものへと改めた。

パッケージデザインも刷新した。アンバー色のガラスボトルは従来よりも背の高いフォルムを採用し、「イソップ」のロゴをエンボス加工で表現。フレグランス名は金属のような質感を持つ琥珀色の文字で印字した。キャップにはブランド発祥の地であるオーストラリア・メルボルンの街並みに着想を得て、玄武岩を思わせる質感を採用。外箱には、それぞれの香りに紐づく寓話や価値観を表現した新ビジュアルをあしらった。

新作の“アンフォーシーン エアー”は「予期しない空気」を意味し、風向きが移ろうような自由で予測不可能な空気感を表現した。ゼラニウム、ラバンディン、ローズマリーによる清涼感のある“ピュアエアー アコード”に、ドライでベルベットのような温もりを感じさせるナツメグを合わせ、不完全さの中に宿る美しさを描いた。

東京国立博物館で香りと物語を体験するイベントを開催

表慶館で開催するイベントのテーマは、「香りを鼻孔に、詩を脳裏に」。“アンフォーシーン エアー”“エンタイアリー オルナー”“タシット トゥルース”の3種のオードパルファムを軸に、それぞれの香りに込められた物語や創作プロセスを紹介する。これらの調香を手掛けたセリーヌ・バレル(Celine Barel)調香師は、「『イソップ』と仕事をするということは、芸術的な対話に乗り出すということ。そこには自然と詩情が絶妙なバランスで存在している」と語る。

各フレグランスは、“ラディカル イングリディエント”と“ファビュリスト アコード”という2つの要素で構成する。前者は1種の植物エキスを極力加工せずに用いた香料で、トップからベースまで香りの核として存在感を放つ。一方、後者は「寓話作家のアコード」を意味し、3種の香料を組み合わせることで、自然界には存在しない香りを独自に描き出したもの。展示空間では、それぞれの構成要素を個別に体験できる。

空間の演出には、手漉き和紙職人の谷野裕子氏が制作した和紙を使用した。谷野氏はオードパルファムに含まれる植物由来の香料や、それぞれの香りの特徴を取り入れた3種の和紙を制作し、迷路のような形状や滝のように流れる造形などを通して香りと物語の世界観を表現した。

イベントの締めくくりとなるライブラリーでは、予約制のプログラムを用意する。「BRUTUS」編集部とアイ・カトウ=イソップ クリエイティブディレクターによるトークセッションや、舞踊家の黒瀧保士氏によるパフォーマンスなどを開催。また、“ブックエクスチェンジ”も実施する。来場者は読み終えた物語や詩集を持ち寄り、紙封筒に入れ、一言を添えたハガキとともに預けることができる。代わりに棚に並ぶ本の中から、誰かが残した言葉を手掛かりに一冊を選び持ち帰ることができる。

イベント概要

■香りと詩想の往還
日程:9月4〜7日
時間:4日 11:00〜21:00 / 5〜7日 10:00〜20:00
場所:東京国立博物館 表慶館
住所:東京都台東区上野公園13-9
入場料:無料
イベント詳細ページ

予約制プログラム


■サウンドアーティスト iu takahashi氏によるライブパフォーマンス
日程:9月4日
時間:14:00〜14:45
テーマ:「解放」

■BRUTUS編集部とイソップ クリエイティブディレクターによるトークセッション
日程:9月5日
時間:14:00〜15:00
テーマ:「不完全さ」
出演:田島朗「BRUTUS」編集長、村田健人「BRUTUS」編集部、アイ・カトウ=イソップ グローバル クリエイティブ ディレクター

■舞踊家 黒瀧保士氏によるパフォーマンス
日程:9月5日
時間:17:00〜17:30
テーマ:「大胆さ」

■占術家 淡の間氏によるトークセッション
日程:9月6日
時間:14:00〜14:45、16:00〜16:45
テーマ:「真の姿」

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