ファッション

ドナテラ・ヴェルサーチェによる新ブランド始動へ 米リボルブ・グループとの合弁事業でファッション&ビューティを展開

ドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)は、米EC企業リボルブ・グループ(REVOLVE GROUP)とのジョイントベンチャーによって新たなファッション&ビューティブランドを立ち上げ、自身がチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めることを明らかにした。ブランド名や初の商品は今後数カ月以内に発表予定で、まずはビューティからスタートする。新ブランドはまず米国、中南米、アジア太平洋、中東地域でのローンチを予定。ドナテラのクリエイティブ・ディレクションやカルチャーへの影響力と、リボルブが持つテクノロジーや消費者に関する知見、運営基盤、多くの消費者との直的的な関係を組み合わせる。

ドナテラは、「クリエイティビティーは大胆かつインクルーシブで、この世界に息づくものであるべきだと考えている。私はこれまで音楽や映画、アート、そしてもちろんファッションにおける次世代から常に刺激を受けてきた。今回のパートナーシップは、ビューティとファッションを通じて、全く新しくパーソナルな方法でその世代に語りかける自由をもたらしてくれる」とコメント。「リボルブは、私が深く信じていることを理解している。それは、カルチャーは人と人とのつながりから生まれるということ。私たちは共に、新しい声、新しいルック、新しいエネルギーによって、そのつながりを生み出したい」と続けた。

一方、リボルブ・グループのマイケル・メンテ(Michael Mente)共同創業者兼共同最高経営責任者(CEO)は、「ドナテラは現代を代表するクリエイターの1人。今回のパートナーシップは、彼女のビジョンに全く新しいプラットフォームとゼロから何かを作り上げる自由をもたらす」と説明。マイク・カラニコラス(Mike Karanikolas)同共同創業者兼共同CEOは「ドナテラのクリエイティブな影響力と、リボルブのテクノロジー、インフラ、グローバルなリーチを組み合わせることで、本当の意味で独自性のあるものを生み出し、それを長期的に育てていける機会があると考えている」と付け加えた。さらに、ライッサ・ジェローナ(Raissa Gerona)=同ブランド&パートナーシップ部門プレジデントも「ドナテラには、次世代が何を求めているのかを見抜く並外れた本能、そしてファッションとカルチャーを結び付ける素晴らしい力がある」と述べた。

リボルブ・グループは2003年創業。19年6月にニューヨーク証券取引所に上場した。ECサイト「リボルブ(REVOLVE)」とラグジュアリーEC「FWRD」を運営し、「ヘルサ(HELSA)」や「カミラ コエーリョ(CAMILA COELHO)」といった自社ブランドの開発にも力を入れている。また、これまでにもカーディ・B(Cardi B)とのジョイントベンチャーや、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)をアンバサダーに迎えた「リボルブ・ロサンゼルス(REVOLVE LOS ANGELES)」の設立などにも取り組んできた。

ドナテラは、兄ジャンニ・ヴェルサーチェ(Gianni Versace)の死後、28年間にわたり「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のクリエイティブ面を率いてきたことで知られる。25年4月には、ダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーの就任に合わせ、自身はクリエイションの第一線からは退き、ブランドの慈善事業などを担うチーフ・ブランド・アンバサダーに就任した。そして同12月、プラダ・グループ(PRADA GROUP)による「ヴェルサーチェ」の買収が完了。その直後にヴィターレ=チーフ・クリエイティブ・オフィサーはブランドを去り、後任として26年7月にピーター・ミュリエ(Pieter Mulier)が着任した。

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