
ワークマンは11月4日、メールマガジン会員のメールアドレスが最大約145万件流出した可能性があると発表した。メールマガジンの配信に使うアララのメール配信サービス「アララメッセージ」が第三者による不正アクセスを受けた。
アララが11月2日時点でまとめた報告書によると、10月28〜31日に第三者が同サービスのサーバーを経由してデータベースに不正にアクセスし、ワークマンのメールマガジン会員のメールアドレスを外部に持ち出した。アララは10月31日に第三者が不正に使った認証情報を無効化し、各サーバーの通信を遮断したうえで、同サービスをすべて停止した。
アララの親会社のペイクラウドホールディングスが11月2日に公表した第2報によると、同サービスへの不正アクセスで流出した、またはその恐れがあるメールアドレスは約7700万件(精査中)に上り、影響を受けた契約企業は最大約380社と推計している。
漏えいの可能性がある情報はメールアドレスのみで、氏名や住所、電話番号、クレジットカード情報などの個人情報は対象のサーバーに保有しておらず、流出は確認していないという。件数は精査中で、今後変わる可能性がある。
ワークマンは10月28日に連絡を受けて以降、「アララメッセージ」を使ったメールマガジンなどの配信を止めている。オンラインサイトの各種通知メール(ワークマンアプリ内の通知を含む)は同サービスを使っておらず、影響はない。個人情報保護委員会への報告手続きも進めている。
流出したメールアドレスを悪用したフィッシングメールが届く恐れがあるとして、心当たりのない送信元や不審な件名のメールにあるURLにアクセスしたり、添付ファイルを開いたりしないよう呼びかけている。現時点で確認している不審メールは、送信元が「news@arara.com」「news_at_arara_xxxxx@xxxxx」など、件名が「利用内容確認のご依頼」「ご利用明細確認のご依頼」などだ。問い合わせはカスタマーサポート部(wm_info@workman.co.jp)で受け付ける。
再発防止策として、外部のセキュリティ専門家の助言のもと、アララのセキュリティ対策の水準と監視体制を客観的に評価・検証し、委託先の管理と情報セキュリティ体制を強化する。業績への影響は軽微と見込む。