アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA、CFDA)は11月2日、2026年「CFDAアワード(CFDA Awards)」の受賞者を発表した。同アワードはその年に活躍した米国拠点のデザイナーをたたえるもので、授賞式はニューヨークのアメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)で開催された。
アメリカン・ウィメンズウエア・デザイナー賞
ウィメンズウエア・デザイナー賞は、「ディオティマ(DIOTIMA)」のレイチェル・スコット(Rachel Scott)が受賞した。同氏は21年に「ディオティマ」を設立。繊細なクロシェ編みをフィーチャーしたデザインはジャマイカの伝統的な職人技を着想源としており、エフォートレスなテーラリングにも定評がある。23年には「CFDAアワード」で新進デザイナー賞を、24年にはやはりウィメンズウエア・デザイナー賞を獲得。25年9月からは、「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」のクリエイティブ・ディレクターも務めている。
なおウィメンズウエア・デザイナー賞のほかの候補者は、「ケイト(KHAITE)」のキャサリン・ホルスタイン(Catherine Holstein)、自身の名を冠したブランドを率いるマイケル・コース(Michael Kors)とトリー・バーチ(Tory Burch)、「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」を手掛けるウェス・ゴードン(Wes Gordon)だった。
アメリカン・メンズウエア・デザイナー賞
メンズウエア・デザイナー部門は、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」の創業デザイナーであるラルフ・ローレンが栄冠に輝いた。同氏は1996年と2007年にも同賞を受賞しているほか、1995年と2025年にはウィメンズウエア・デザイナー部門を獲得している。
ほかの候補者は「パブリック スクール ニューヨーク(PUBLIC SCHOOL NEW YORK)」のダオイー・チョウ(Dao-Yi Chow)とマックスウェル・オズボーン(Maxwell Osborne)、自身の名を冠したブランドを率いるトム・ブラウン(Thom Browne)、トッド・スナイダー(Todd Snyder)、ウィリー・チャヴァリア(Willy Chavarria)だった。
アメリカン・アクセサリー・デザイナー賞&新進デザイナー賞
アクセサリー・デザイナー部門は、ブラジル生まれの彫刻家兼ジュエリーデザイナーで、ニューヨークを拠点に自身のブランド「アナ コウリ(ANA KHOURI)」を展開するアナ・コウリが受賞。新進デザイナー部門は、「コリーン アレン(COLLEEN ALLEN)」のコリーン・アレンが獲得した。
インターナショナル・デザイナー賞など
ファッションアイコン賞は著名な建築家であるピーター・マリノ(Peter Marino)が受賞。米国以外を拠点とするデザイナーが対象のインターナショナル・デザイナー部門は、10年にわたり「サンローラン(SAINT LAURENT)」を率いたアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)に贈られた。同氏は10月9日、ブランドを離れることを発表している。