今季のニューヨーク・コレクションについて、主要バイヤーたちは口をそろえて、街全体に活気と自信が戻ったと話した。大胆な色使いやランジェリー風の着こなし、ロマンチックなムード、意外性のあるレイヤードなど、多彩な表現が広がった一方、共通して注目したのが新進ブランドの台頭だ。「リー(LII)」や「コリーン・アレン(COLLEEN ALLEN)」「アイスリング・キャンプス(AISLING CAMPS)」「エミリー・ドーン・ロング(EMILY DAWN LONG)」など、次世代を担う才能への高い評価が相次いだ。アメリカン・ファッションをリードしてきた大御所と、新たな才能が共存する今のニューヨークを、主要バイヤーの声から読み解く。(この記事は「WWDJAPAN」2026年10月5日号からの抜粋です)
ニーマン・マーカス&
サックス・フィフス・アベニュー
クロエ・キング=ウィメンズ・ ファッション・ディレクター
今回のニューヨークは自信と歓喜にあふれていた。多くの女性デザイナーがこの街を拠点にしていることを誇りに思う。アーティスティック・ディレクターのヘンリー・ザンコフ(Henry Zankov)による新生「ダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE VON FURSTENBERG)」がファッション・ウイークを華々しく幕開けし、エレガンスを象徴する「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」は45周年を祝った。実力派のレイチェル・スコット(Rachel Scott)は、「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」と「ディオティマ(DIOTIMA)」それぞれで力強いコレクションを発表。インディペンデントの才能では、コリーン・アレン(Colleen Allen)、マリア・マクマナス(Maria McManus)、アイスリング・キャンプス(Aisling Camps)らが堂々と実力を発揮した。
キートレンド
「トリー バーチ(TORY BURCH)」や「ダイアン フォン ファステンバーグ」では、ダイナミックで意外性のある大胆な色の組み合わせが見られた。一方、「カルバン・クライン コレクション(CALVIN KLEIN COLLECTION)」「ブランドン マックスウェル(BRANDON MAXWELL)」は、官能的なミニマリズムを探究。「ケイト(KHAITE)」「アルチュザラ(ALTUZARRA)」「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」では、花の刺しゅうや柔らかなフリル、大きく広がるスカートなどのロマンチックなスタイルが、ニューヨークの持つエッジの効いた雰囲気を和らげた。
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