
レイチェル・スコット(Rachel Scott)が手掛ける「ディオティマ(DIOTIMA)」は、ニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中に2027年春夏コレクションを発表した。「ディオティマ」の核にあるのは、スコットのルーツであるカリブのクラフトと、女性職人による手仕事だ。ブランドを象徴するクロシェをはじめ、刺しゅうやスレッドワーク、3Dオーガンザインターシャなど、繊細な技法を自身のルーツと重ね合わせながら、現代的なシルエットへと落とし込んでいる。
会場でも、その世界観を自分らしく取り入れた来場者が目立った。透け感のあるクロシェやボディーラインに沿うニットに加え、シャープなテーラリングや立体感のある3Dオーガンザインターシャを取り入れた装いも。クラフト感のあるアイテムを肌見せや端正なパンツ、スコットが得意とするテーラードジャケットと掛け合わせることで、手仕事のぬくもりを都会的な色気へと昇華していた。
文・エディター&ライター 菅礼子