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毛皮廃止宣言の「グッチ」を擁するケリングがアパレル部門で最優秀サステイナブル企業に

 カナダ・トロントのメディア「コーポレート・ナイツ(Corporate Knights)」が毎年発表している世界で最もサステイナブルな企業100社のリスト、“グローバル100(Global 100)”が、1月23日にスイス・ダボスで開催された「世界経済フォーラム(World Economic Forum)」で発表された。その中で「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」などを擁するケリング(KERING)がテキスタイル、アパレル&ラグジュアリーグッズ企業カテゴリーで唯一ランクインし、全体のランキングでは47位にランクインした。ケリングがこの100社に選ばれるのは今回で3度目、前回の80位から大きく順位を上げた。

 “グローバル100”は、2017年10月1日の時点で時価総額が20億ドル(約2200億円)を超える世界の7425社の企業を対象に、それぞれの産業部門において、17項目の業績評価指標に基づいて最も持続可能性の高い企業を選出したもの。全カテゴリーの1位に輝いたのは仏ソフトウェア企業のダッソー・システムズ(DASSAULT SYSTEMES SE)。その他、21位にホンダ(HONDA)、26位にインテル(INTEL)、50位にネスレ(NESTLE SA)、57位にH&M、84位にロレアル(L'OREAL SA)、92位にジョンソン・エンド・ジョンソン(JOHNSON & JOHNSON)がランクインした。

 ケリングのマリー・クレール・ダヴー(Marie Claire Daveu)=チーフ・サステナビリティ・オフィサー兼国際機関渉外担当責任者は、「サステイナビリティーはケリングのサヴォアフェールの証であり、サプライチェーンのすべての部門と領域を横断するビジネス上の意思決定の基準だ。今回ランクインしたことは、ケリングが“サステイナブル・ラグジュアリー”を追求し続けるモチベーションになる」と語った。

 2017年にケリングは、2025年までに環境負荷を40%削減するため、環境保護のための配慮、従業員、サプライヤー、コミュニティーの福祉と平等を維持するような社会的サステイナビリティー向上のための協力、新たなビジネス機会を含む創造という3本柱のプログラムを発表している。同年9月にはLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)と共同でファッションモデルのウェルビーング(身体的、精神的および社会的に良好で幸福な状態)確保のための憲章を発表。また、傘下の「グッチ」は同年10月にリアルファーの使用を廃止するファーフリー・ポリシーを宣言している。