ファッション

「ドゥーズィエム クラス」がより大人の女性に向けた業態を開始 迫力満点なファッションを提案

 ベイクルーズグループのラクラスは2020年秋から、30 代前後が中心客層の「ドゥーズィエム クラス(DEUXIEME CLASSE)」で、より大人の女性に向けた業態「ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス(MUSE DE DEUXIEME CLASSE以下、ミューズ)」を開始した。従来から「ミューズ」の屋号の店舗やオリジナルラインはあったが、本格的に「ドゥーズィエム クラス」と商品やMDを分離。六本木と丸の内の店舗を「ミューズ」とし、7月から「ミューズ」単独のECもスタートしている。

 「ドゥーズィエム クラス」の佐藤恵コンセプターが年齢を重ねる中で、「子どもが小さいころは幼稚園や小学校のお迎えなどでコンサバな要素も必要で、そういったファッションを楽しんでいた。でも40代後半以降になってくると、再びもっと遊び心のあるファッションを楽しみたいという気持ちになった」(広報担当者)ことが「ミューズ」を分離した背景。大人の女性に向けて挑戦的で華やかなファッションを提案する。

 21年春夏の「ミューズ」では、“テイク アイビー”“1990’s ムード”“リッチスポーツ”の3要素をキーにする。カレッジロゴのTシャツやスエットトップスなどのカジュアルアイテムも多いが、その1点1点をスタイリングまでしっかり決め込んで、遊び心たっぷりに提案するところがポイント。接客力と紐付いたスタイリング提案力はもともと「ドゥーズィエムクラス」の持ち味。「ミューズ」ではそれがさらに強化されている印象だ。例えば、「若いころならデニムとスニーカーを合わせるだけできまった」無地Tシャツ(1万2000円)は、「コル ピエロ(COL PIERROT)」のスラックス(3万8000円)に裾をインすることでウエストを強調、「ネブローニ(NEBURLONIE)」のハイヒールパンプス(4万6000円)を合わせるといった着こなしで、大人ならではのツヤっぽさを出す。

 ジュエリー使いも大人の迫力満点だ。21年春夏は、仏のジュエリーブランド「ローレン・ルビンスキー(LAUREN RUBINSKI)」のゴールドチェーンネックレスやブレスレットを全スタイリングに合わせて提案。ネックレスが90万円前後、ブレスレットで50万円前後と高額だが、それらを1000円台のエコバッグなどとも合わせて大人のハイ&ローで見せる。「ネックレスは(高額で)全ての方が買うものではないにしろ、例えば“グレイへア”をリーゼントにするような、そんなパワフルで茶目っけのあるファッションを大人の女性に発信していく」。

 20年には日本の女性総人口の半数以上が50歳以上となったが、日本のファッションビジネスは10~20代のヤングマーケットが中心に動いてきた時代が長く、今もその傾向は続いている。近年は30~40代向けのブランドや売り場の開発も進んできたが、40代後半以上向けとなるとまだまだ人口動態とブランド数が比例していないのが現状だ。この世代は最近でも“グレイヘア”などのトレンドを生みだしたように、消費や発信のパワーが強いという点も見逃せない。

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