ファッション

ポジショニングマップ、やめませんか?

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 ファッション業界に足を突っ込んで10数年。駆け出し記者のころから若干の違和感を覚えつつも、「これがマーケティングというものなんだ」と自分を納得させ、でもやっぱりなんだか変だと思い続けてきたものがある。新ブランド発表などの際に手渡されるグラフのような資料のこと。そう、ブランドのポジショニングマップだ。(この記事はWWDジャパン2019年12月9日号からの抜粋です)

 ポジショニングマップというのは、価格の高低やコンサバかカジュアルかといったテイストの度合い、出店先立地などをタテ軸、ヨコ軸で表現した資料。その中にブランド名を当てはめることで、ブランドの立ち位置を分かりやすく説明するものだ。ああ、あれのことか、と思う人も多いだろう。ブランドを新たに立ち上げる際に、その市場性を担保するために、他社の競合ブランドを書き込んだポジショニングマップを作成することは非常に多い。

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