JR新宿駅直結という抜群のトラフィックがありながらも、ルミネ新宿は新規客獲得と顧客作りに余念がない。“IT’S NEW”WEEKでどこよりも早く新作を顧客に見せ、ルミネカード10%オフキャンペーンに合わせてさまざまな施策を講じる。草薙恵美子ルミネ常務取締役ルミネ新宿店長に好調ショップと館としての戦略を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月24日号特別付録「ビジネスリポート2024年下半期」からの抜粋です。)
WWD:2024年下半期の商況は?
草薙恵美子常務取締役ルミネ新宿店長(以下、草薙):前年同期はもちろん、目標もクリアしており、全体的には非常に好調に推移している。特に衣料品は前年同期比7.5%増と好調で、身の回り品が同24.2%増、雑貨関係が同8.8%増、化粧品が同11.6%増だった。衣料品の中でもメンズ・ウィメンズ複合ショップが同14.2%増、婦人服は同6%増だった。身の回り品ではシューズが好調で、「ダイアナ(DIANA)」や「ABCマート グランドステージ(ABC MART GRAND STAGE)」が特に良かった。雑貨では「無印良品」の改装効果が高く、化粧品では「ビータイム(B TIME)」が同30%増程度伸ばしたほか、「プラザ(PLAZA)」や「バウム(BAUM)」「イプサ(IPSA)」が好調だった。
アウターも例年は9月のルミネカード10%オフキャンペーンがけん引するが、今季はブルゾンや薄手の羽織物を中心にジャストニーズのものの提案を強化し、アウターは10月後半からと11月の10%オフキャンペーンで仕掛けた。その結果、非常によく稼働した。気温が下がらなかった10月も同8.9%増で前年をクリアしている。
WWD:10月に同8.9%増はすごい。好調なショップは?
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