米コンデナスト(CONDENAST)は、コンデナスト・ジャパンのマネージング・ディレクターに藤原総一郎氏を任命したことを発表した。2026年3月に就任予定で、「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」「GQジャパン(GQ JAPAN)」と「ワイアード(WIRED)」日本版を含む、日本のコンデナストの全事業を統括する。12月31日に退任する北田淳社長の後任になる。
藤原新マネージング・ディレクターは、日本のファッション市場でブランド構築やマーケティング、デジタル戦略、事業変革などに関する要職を歴任。直近は「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」を手掛けるドルチェ&ガッバーナ ジャパンのマネージング・ディレクターを務めていた。それ以前は、「クロエ(CHLOE)」を担うクロエジャパンで最高経営責任者(CEO)を務めたほか、「ハンター(HUNTER)」や「トリー バーチ(TORY BURCH)」「コーチ(COACH)」でも要職を歴任している。
藤原新マネージング・ディレクターは、「コンデナストに参画できることを大変光栄に思う。ブランドカルチャーを高めて世界中のオーディエンスに影響を与える力を持つ存在として、以前から深い敬意を抱いてきた。これまでのキャリアでは、あらゆるチャネルで強力な顧客接点を創出し、独自性のあるブランド体験で記憶に残る『ワォ』な瞬間を届けることに注力してきた。このアプローチをコンデナスト・ジャパンでさらに強化し、世界最高水準のグローバルコンテンツと、日本のオーディエンスの心に響くローカルなストーリーテリングを融合させたい。業界の垣根を越えた、強固かつ有意義なパートナーシップを構築し、日本のオーディエンスにインスピレーションを届けていく」と話している。
コンデナストのエリザベス・ハーブスト・ブレイディ(Elizabeth Herbst-Brady)=チーフ・レベニュー・オフィサーは、「ラグジュアリー領域のオーディエンスに対する深い知見に加え、戦略およびオペレーションにおける卓越した強みは、コンデナストにとって非常に価値あるもの。日本は極めて重要で独自性の高い市場。今後、日本におけるビジネスの未来を共に形づくるにあたり、彼を迎えられることを大変嬉しく思う」とのコメントを発表している。