「ナイキ(NIKE)」傘下の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」は、ブラジルサッカー連盟(CBF)とのパートナーシップを発表した。サッカー連盟のユニホームにジャンプマンロゴが採用されるのは今回が初めて。ブラジル代表(セレソン)の新アウェイキットとともに、全35点のストリートウエアコレクションを発表した。3月14日からNIKE.COMおよび「ジョーダン ブランド」一部取扱店で販売する予定で、ブラジル代表のホームキットは後日公開する。
今回の取り組みは、ジョーダン ブランドがフットボール領域で存在感を拡大する象徴的なプロジェクト。これまでブランドは、バスケットボールを軸にスポーツとストリートカルチャーの交差点で独自のポジションを築いてきたが、世界最大級のカルチャーであるフットボールを通じて、その影響力をさらに広げる狙いがある。
新たに発表されたブラジル代表のアウェイキットは、ブラジルの象徴的なイエローとブルーを全面に配し、「ジョーダン ブランド」の象徴であるエレファントプリントを組み合わせた大胆なデザインが特徴。ジャガーやアナコンダ、ヤドクガエルなどブラジルに生息する力強い頂点捕食者の色や形状からインスピレーションを得たといい、ピッチ上での攻撃的なプレースタイルを表現している。
「ジョーダン ブランド」プレジデントのサラ・メンサは、「今回のパートナーシップは単なるコラボレーションではなく、ブラジルの躍動感を中心にサッカーの卓越性、創造性、そして高揚感あふれるエネルギーを称える取り組み。パフォーマンスと表現が互いを前進させるダイナミックな融合になる」とコメント。「アスリートとカルチャーの声に耳を傾けながら、競技に根差した新たな偉大さを定義していく」と語った。パフォーマンス面では、ナイキ最高峰のクーリングテクノロジー“Aero-FIT”を採用。楕円形のメッシュゾーンを設けることで空気の流れを高め、肌と素材の間の通気性を向上させる設計となっている。試合が激しさを増す状況でも選手をドライに保つ機能を備え、素材には100%繊維廃棄物由来の素材を使用した。
ブラジル代表のヴィニシウス・ジュニオールは、「『ジョーダン ブランド』とセレソンのパートナーシップはサッカーにとどまらず、カルチャーと喜び、偉大さの融合を象徴するもの。ブラジルの色にジャンプマンが加わることで、私たちの創造力や情熱が世界に伝わる。若い世代にとっても大きな刺激になる」と語る。
今回のプロジェクトでは、アウェイキットに加え、トレーニングウエアやフットボールスパイクなどを含む「ジョーダン ブランド × ブラジル プロパック」も展開。スパイク“ティエンポ マエストロ”にはジャンプマンロゴとエレファントプリントを配し、ブランドのデザインレガシーとフットボールパフォーマンスを融合させた。
さらに、ストリートカルチャーにフォーカスした全35点のストリートウエアコレクションも発売する。ストリート仕様のキット、ツートーンのフーディー、メッシュのダイヤモンドショーツ、オーバーサイズのトラックスーツなどをラインアップ。Tシャツやパンツ、ジャージードレス、アクセサリーまで幅広く展開し、スタジアムから街までブラジル代表を支持するスタイルを提案する。デザインは、ブラジルの熱狂的なファンカルチャーから着想を得ており、アウェイスタンドや地域のピッチサイドなど、さまざまなシーンでの着用を想定している。
フットウエアでは、“エア ジョーダン 1 Low”をはじめ、“ジョーダン ブランド ウルトラ”“ジョーダン ブランド トランナー”フットサルシューズ“ナイキ ティエンポ ガト”の4モデルを特別仕様で用意。ブラジルのチームカラーとジャンプマンのアイコンを融合させたデザインに仕上げた。
「ナイキ」プレジデント兼CEOのエリオット・ヒルは、「1996年にブラジルサッカー連盟と契約したことは、ナイキがフットボールの世界に本格参入した象徴的な出来事だった。彼らの華麗で恐れを知らないプレースタイルは、ナイキフットボールの方向性を形づくってきた。今回の取り組みは、2つの象徴的ブランドの強みを結集させ、パフォーマンスとスタイルの可能性を広げるもの」とコメントした。「ジョーダン ブランド」とブラジルサッカー連盟の初のパートナーシップは、フットボールとストリートカルチャーの境界を横断する新たな試みとして、世界的スポーツカルチャーの新しい表現を提示する取り組みになりそうだ。